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子育てが、ちょっとらくになるノート
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上の子の赤ちゃん返り|やさしい寄り添い方と乗り越え方のコツ

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上の子の赤ちゃん返り|やさしい寄り添い方と乗り越え方のコツ

「ついこの前まで一人でできていたのに、急に甘えん坊に戻ってしまった…」「下の子のお世話で精一杯なのに、上の子まで手がかかるとどうしたらいいかわからない」。そんな風に、赤ちゃん返りに戸惑い、自分を責めてしまうママは少なくありません。

私自身、二人目の出産を控えた今、ちょうど2歳半の上の子に小さな赤ちゃん返りの兆しが見え始めて、毎日が手探りの日々です。「お腹に赤ちゃんがいるからね」と言葉では理解できても、心はまだ追いついていない。そんな上の子の揺れる気持ちにどう寄り添えばいいのか、私自身も悩みながら向き合っています。

この記事では、赤ちゃん返りの原因と、ワンオペでも今日から実践できる声かけや関わり方のコツをお伝えします。読み終えるころには「焦らなくていいんだ」「これも成長のひとつなんだ」と少し肩の力が抜けるはずです。

赤ちゃん返りとは?いつから始まる?

赤ちゃん返りとは、これまでできていたことが急にできなくなったり、年齢にそぐわない甘え方をしたりする現象のこと。一般的には2〜5歳ごろに多く見られますが、それより小さい子や小学校に入ったお兄ちゃん・お姉ちゃんでも起こることがあります。

具体的には、こんな様子が現れます。

きっかけは、下の子の妊娠・出産だけではありません。引っ越し・入園・親の長期不在・家庭内の雰囲気の変化など、子どもなりに「環境が変わった」と感じる出来事すべてが引き金になります。

赤ちゃん返りは「わがまま」でも「しつけ不足」でもなく、子どもが大きな変化を心で受け止めようとしている自然なサイン。むしろママを信頼しているからこそ甘えられる、という見方もできます。

赤ちゃん返りが起きる3つの理由

なぜ赤ちゃん返りが起きるのか、子どもの心の中をのぞいてみると、大きく3つの理由が見えてきます。

1. 「ママを取られる」という不安

下の子が生まれる前後は、ママの関心が自然と新生児に集中します。上の子はそれを敏感に察知し、「自分はもういらないのかな」「ママが取られちゃう」という強い不安を感じます。これは年齢に関係なく、人間として自然な感情です。

2. 環境の変化に心が追いつかない

入園・引っ越し・パパの転勤など、生活リズムや人間関係が変わると、子どもは自分でも気づかないうちに大きなストレスを抱えています。言葉でうまく表現できない年齢ほど、行動として「赤ちゃんに戻る」ことで気持ちを伝えようとします。

3. 「赤ちゃん=大事にされる存在」という気づき

下の子の世話をしているママを見て、「赤ちゃんは何もしなくても抱っこしてもらえる、ご飯を食べさせてもらえる」と感じます。「自分も同じように愛されたい」という気持ちが、赤ちゃんっぽい行動として現れるのです。これは決して計算ではなく、純粋な愛情欲求の表れ。

やってはいけないNG対応

良かれと思って言っている言葉が、子どもをさらに追い詰めてしまうこともあります。私自身も気づかずに口にしてしまい、後で反省したNG対応を3つご紹介します。

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ」と諭す

きっと多くのママが一度は言ってしまう言葉ですが、これは子どもにとって「もう甘えてはいけないんだ」というプレッシャーになります。「お兄ちゃんなんだから」と言われた瞬間、子どもは「今のままの自分ではダメなんだ」と感じてしまうのです。

「赤ちゃんみたいな真似しないで」と否定する

赤ちゃん返りの行動そのものを否定すると、子どもは「ありのままの自分を受け入れてもらえない」と感じます。本当に伝えたいのは「あなたが大切」というメッセージのはずなのに、行動を否定することで真逆のメッセージが伝わってしまいます。

比較して叱る

「赤ちゃんはまだ小さいんだから我慢して」「下の子はもう寝てるのにあなたは…」と比べる言葉は、子どもの中に「自分は二番目」という気持ちを植え付けます。兄弟を比較する言葉は赤ちゃん返りを長引かせる大きな要因です。

別の悩みになりますが、2歳のイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なって辛いときは、どちらも同じ「自分を見て」のサインなので、根っこは同じだと考えると気持ちが楽になります。

効果的な接し方・声かけ5つ

ここからは、ワンオペでも実践できる、上の子の心が落ち着く接し方を5つご紹介します。すべてを完璧にやろうとせず、できることから1つずつ取り入れてみてください。

1. 「上の子優先」を意識する

下の子が泣いていても、可能な範囲で上の子を先に対応する瞬間を作るのがおすすめです。「ちょっと待っててね、まず◯◯くんのお話聞かせて」と、ほんの数秒でも「あなたが先」と伝えることで、上の子の心が安定します。下の子はまだ言葉も理解できないので、先に対応しても罪悪感を持たなくて大丈夫です。

2. スキンシップを意識的に増やす

抱っこ・ぎゅっとハグ・頭をなでる、といったスキンシップは「言葉以上に愛情を伝える手段」です。下の子の授乳中に、上の子も一緒に膝に乗せたり、絵本を読んだり。「3人で過ごす時間」を作るとお互いに安心感が生まれます。

3. 「赤ちゃんの真似」を受け入れる

「あーん」と口を開けてご飯を待つ、抱っこをせがむ、おしゃぶりを欲しがる…そんな時はあえて受け入れてあげてください。「いいよ、◯◯ちゃんも赤ちゃんね」と笑顔で対応することで、子どもは満足して案外短期間で次のステージに進みます。我慢させると逆に長引きます。

4. 言葉で気持ちを代弁する

「弟(妹)のお世話ばっかりで寂しかったよね」「ママ取られちゃったって思った?」と、子どもの気持ちを言葉にしてあげると、子どもは「わかってもらえた」と感じます。年齢が小さい子ほど自分の感情を言語化できないので、ママが言葉を貸してあげることが大きな安心につながります。

5. 「あなたが大切」を毎日伝える

「大好きだよ」「◯◯くんがいてくれて嬉しい」を毎日声に出して伝えてください。当たり前のように感じることでも、言葉にして耳から入れることで、子どもの心に深く届きます。寝る前のひとことだけでも、習慣にする価値があります。

完璧にやらなくて大丈夫。「今日はこれだけやろう」と1つに絞って続けるほうが、子どもにも自分にもやさしい育児になります。

ワンオペで実践できる工夫

「頭ではわかっていても、ワンオペで二人を見ながら全部はできない…」というママに、私が実際にやってよかった工夫をご紹介します。

「2人だけの時間」を毎日5分作る

下の子がお昼寝している間や、パパが下の子を見てくれる週末などに、上の子と1対1の時間を作ります。短くてもいいので「あなただけのママ」になる時間が、上の子の心の充電になります。絵本でも、シールブックでも、お絵描きでも、子どもが選んだ遊びに付き合うのがポイントです。

「お手伝い役」をお願いする

「おむつ取ってくれる?」「ガラガラ振って赤ちゃんあやしてくれる?」など、小さなお手伝いをお願いすると、子どもは「自分も家族の一員」「ママの役に立てた」という誇らしい気持ちになります。終わったら「ありがとう、助かった!」と大げさに感謝することで、自己肯定感も育ちます。

「がんばったね」を可視化する

シールブックや「できたねカード」など、頑張りを目に見える形で残すと、子どものモチベーションが続きます。私自身も、上の子が下の子に優しくできた日には、お気に入りのシールを冷蔵庫に貼って一緒に喜ぶようにしています。

ママ自身のケアも忘れずに

赤ちゃん返りに付き合うのは、想像以上に体力と精神力を使います。睡眠不足や家事の負担で自分が限界になる前に、宅食やネットスーパーを活用したり、産後のケアに意識を向けたり、自分を労わる時間も大切にしてください。

それでも辛いときに頼れるサポート

どうしても1人で抱えきれないときは、外の力を借りることも大切な選択です。

「ママだから1人で頑張らなきゃ」は思い込みです。手を借りられる場所をあらかじめ知っておくだけでも、心の余裕が生まれます。

上の子の心を満たすアイテム

赤ちゃん返り対策として、上の子専用の「特別なアイテム」を用意するのも効果的です。シールブック・おままごとセット・お気に入りの絵本など、「これは◯◯ちゃんだけのもの」と感じられるものは、心の安定に大きく貢献します。

「お兄ちゃん・お姉ちゃんになる気持ち」を育てる絵本:

『おへそのあな』『ちょっとだけ』など定番の名作絵本
赤ちゃんが生まれる前後の上の子の気持ちに寄り添う絵本は、親子で一緒に読むだけで心がほぐれます。

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シールブック・お絵描きセット(1人遊びの味方)
下の子のお世話中に上の子が自分で集中して遊べるアイテムは、ワンオペの強い味方。「これはあなただけのもの」と渡すと特別感もアップします。

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まとめ|赤ちゃん返りは、心が育っているサイン

赤ちゃん返りは「困った行動」ではなく、子どもの心が大きく成長しようとしている証拠です。新しい家族・新しい環境に向き合うために、一度ぐっと甘えて充電しているのだと思って、温かく受け止めてあげてください。

そして、「上の子優先」「言葉で気持ちを代弁する」「短くても2人だけの時間を作る」――この3つを意識するだけで、子どもの心は驚くほど安定していきます。

完璧なママでなくて大丈夫。「今日もよく頑張ったね、自分」と、まずはご自身を労わってください。子どもはママの笑顔が一番大好きですから。

私自身も二人目を迎えるこれからが本番。一緒に、できることから少しずつ、子どもと向き合っていきましょう。

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