出産後、産院でもらった産褥ショーツをそのまま使い続けているうちに、骨盤がゆるんでいくのをじわじわ感じているママはいませんか?
「骨盤ショーツって入院中から使えるの?」「ガードルとショーツ、どっちを選べばいい?」「帝王切開だったけど、傷に当たらないものはある?」
こういった疑問に答えないまま選ぶと、産後の体に合わないものを使い続けてしまうことに。この記事では、産後の骨盤ショーツとガードルの違い、出産方法別の選び方、そして実際に使ってよかったおすすめブランドをまとめました。
産褥ショーツと骨盤ショーツ(ガードル)の違い
まずこの2つの違いを整理しておきましょう。
産褥ショーツは、主に入院中から産後3〜4週間ごろまでに使うものです。クロッチ部分がマジックテープや留め具で開くので、悪露のケアや診察のときにショーツを脱がなくても対応できます。産後すぐの体に負担をかけないよう、サポート力よりも使いやすさが重視された設計です。
一方、骨盤ショーツ(骨盤ガードル)は産後の骨盤を引き締めることを目的にしたもので、産後1ヶ月健診が終わったあとから本格的に使い始めるのが一般的です。ゴムや特殊な生地で骨盤周りを3方向からホールドし、体型戻しにも役立ちます。
入院中は産褥ショーツ、1ヶ月健診後から骨盤ショーツ・ガードルに移行するのがスムーズな流れです。
出産方法によって選ぶポイントが変わる
自然分娩のケース
自然分娩では会陰切開を行うことが多く、産後しばらくは傷口の痛みが残ります。クロッチ部分が開くタイプの産褥ショーツを産後4週目前後まで使い、そこから骨盤ショーツに切り替えていきます。
骨盤ショーツに移行する際は、締め付けが強すぎないものから始めて、体の回復に合わせて少しずつホールド力の強いものにするのがおすすめです。
帝王切開のケース
帝王切開の場合、お腹の傷が完全に落ち着くまでに時間がかかります。ウエストに縫合部分が重なるタイプのものは傷に当たって痛みが出ることがあるため、切開部位を避けられるローライズ設計か、傷口を圧迫しない柔らかい素材のものを選ぶことが特に大切です。
お腹の傷の状態は人によって大きく異なるため、骨盤ショーツへの移行時期は主治医に相談してから判断するのが安全です。
サイズと素材の選び方
サイズはヒップサイズを基準に選びます。産後は体がむくんでいることも多く、体型も大きく変化しているため、試着できる機会があれば試着することをおすすめします。通販で購入する場合は、産前のヒップサイズを目安にしつつ、少しゆとりのあるサイズを選ぶと失敗が少ないです。
素材は、産後は体温調節がしにくくなる時期でもあるため、通気性の良い綿混素材や速乾素材のものが快適に使えます。産後は敏感肌になりやすいので、肌に触れる部分が綿100%や低刺激素材のものを選ぶとより安心です。
おすすめブランドの特徴
ワコール マタニティ 産後骨盤ショーツ
ワコールのマタニティラインは、産後の体を熟知した設計が特徴です。骨盤を3方向からサポートする構造になっており、ホールド感はありながらも締め付けがきつすぎないバランスが好評です。素材が柔らかく、産後の敏感な肌にも優しいのがポイント。長時間履いていても違和感が少ないと感じるママが多いブランドです。
犬印本舗 産後ハイウエスト骨盤ガードル
創業100年以上の老舗マタニティブランド犬印本舗のガードルは、産後の骨盤ケアと体型補整を同時に叶えるハイウエストタイプです。お腹をすっぽり覆うためコアを安定させながら、アウターに響きにくい薄手の設計になっています。「STEP1〜3」と産後の回復段階に合わせたシリーズ展開があり、体の状態に合わせて段階的に使い分けられるのが特徴です。
よくある疑問
何枚用意すればいい?
産褥ショーツは入院中も頻繁に交換するため、3〜4枚あると安心です。骨盤ショーツ・ガードルは洗い替えで2〜3枚あれば十分です。
骨盤ベルトとどっちがいい?
骨盤ベルトは産後すぐから使えるものが多く、特に育児中の動作で骨盤を安定させたいときに向いています。骨盤ショーツ・ガードルは日常的な着用を想定しているため、用途に合わせて使い分けるのが理想的です。産後2〜3ヶ月は骨盤ベルトで、それ以降は骨盤ショーツで体型を整えていくという使い方をするママも多いです。
帝王切開後でも使える?
ブランドや製品によって対応しているものとそうでないものがあります。「帝王切開対応」と明記されているものを選ぶか、主治医に確認してから使い始めましょう。
まとめ
産後の骨盤ショーツ・ガードル選びで迷ったときのポイントをまとめます。
まず産褥ショーツと骨盤ショーツ(ガードル)は別物で、使う時期が違うことを押さえておきましょう。産褥ショーツは入院中から産後1ヶ月ごろまで、骨盤ショーツ・ガードルは1ヶ月健診後からが目安です。
出産方法によって傷の場所が違うため、帝王切開の場合は特に「帝王切開対応」や「縫合部位を圧迫しない設計」かどうかを確認して選ぶようにしましょう。
体型戻しを焦るあまり強いサポート力のものを選びすぎると、かえって体に負担がかかることもあります。産後の体は想像以上に疲弊しているので、体の声を聞きながら少しずつケアを進めていくのが長続きするコツです。