この記事でわかること
- 最初の1本を決める順番
- 試着のときに見る5つのところ
- ワンオペ・きょうだい育児で先に確かめたいこと
- 場面ごとに向いているタイプと、2本目の考え方
最初の1本は、試着して「いちばん使う場面」に合うかで決める
結論から言うと、最初の1本は、新生児から使えるかを仕様表で確かめてから、お店で試着して決めるのがおすすめです。口コミで評判がよくても、それは書いた人の体格や暮らしに合っていたということです。
身長や肩幅、抱っこしたまま何をしたいかが違えば、同じ1本でも着け心地は変わるもの。決める順番は、次の3段階です。
- 仕様表で、使いたい月齢に合っているかを見る
- 毎日いちばん使う場面を1つ決める
- 候補を2〜3本にしぼって、お店で試着する
いちばん使う場面は、家の中の寝かしつけ、保育園の送り迎え、長めのお出かけなど、ふだんの1日を思い浮かべると決めやすくなります。
迷ったら、腰ベルトのあるスタンダードタイプを最初の候補にしてみてください。肩と腰の両方で重さを支える作りで、新生児から使えるモデルも多く、1本で長く使えます。
買う前に仕様表で見ておきたいこと
- いつからいつまで使えるか(月齢・体重)
- 新生児に使うとき、別売りのパーツが要るか
- 腰ベルトや肩ひもを、体に合わせて調整できる幅
- 家で洗えるか
とくに新生児から使うつもりなら、インサートなど別売りのパーツが要るかを先に確かめておくと、届いてから慌てずにすみます。タイプごとの違いは、抱っこ紐の選び方をタイプ別にまとめた記事で比べています。
試着で見る5つのところ
試着では、着けてすぐに外さず、重さを乗せた状態で数分歩いてみるのがいちばん大切です。お店に試着用の人形があれば、入れてもらってから確かめてみてください。
試着で確かめたいこと(当てはまるものを数えてみてください)
- 腰ベルトを締めると、重さが肩だけでなく腰にも分かれる
- 肩ひもが首や脇に食い込まず、腕を動かしやすい
- 背中のバックルに、ひとりで手が届く
- 抱っこした赤ちゃんの顔が、上からよく見える
- 数分歩いても、腰や肩がじわっと痛くならない
当てはまらないものがあれば、ベルトを調整してもう一度試すか、別の候補も着けてみてください。赤ちゃんの顔が見えるかは、着け心地だけでなく安全のためにも大切なところ。顔がママの体に強く押し当てられていないか、苦しそうでないかを、着けたあとも時々のぞいて確かめます。
合う・合わないは、重さが乗って初めて分かることもあります。抱っこ紐とは別の道具ですが、わが家にはこんなことがありました。
産後の腰のつらさが続いているなら、産後の骨盤ケアの始め方もあわせて読んでみてください。
ワンオペ・きょうだい育児なら、先に確かめておきたいこと
ひとりで子どもを見る日が多いなら、着け外しをひとりで、それも低い姿勢でできるかを先に確かめておくと安心です。赤ちゃんの乗せ降ろしや着け外しは、ソファや床に座るなど、低い姿勢で行うのが安全です。
わが家は、保育園の入口が狭くて、ベビーカーのまま入れません。上の子を先生に引き渡すあいだは、下の子を抱っこすることになります。
こうした短い抱っこが多い家なら、試着のときに2つ確かめておくと、毎日の送り迎えが楽になります。「座ってひとりで着けられるか」「背中のバックルを手早く留められるか」です。上の子が一緒だと、着けるのに手間取るほど待たせてしまいますよね。
⚠️ 抱っこ紐を着けたまま前かがみになると、すき間から赤ちゃんが落ちることがあります。上の子の靴をはかせるときや、落とし物を拾うときは、赤ちゃんを手で支えながら、ひざを曲げてしゃがむようにしてください。
(参考:国民生活センター「抱っこひもからの子どもの落下に注意!」/消費者庁「抱っこひもからの転落や窒息に注意!」)
場面別の早見表|どのタイプが向いている?
毎日いちばん使う場面が決まれば、向いているタイプはしぼれます。試着のときに特に見ておきたいところも、あわせて書いておきます。
| こんなとき | 向いているもの ・試着で見たいところ |
|---|---|
| 新生児から毎日使う | 腰ベルトのあるタイプ ・新生児用のパーツが要るか |
| 長めのお出かけ | 腰ベルトのあるタイプ ・数分歩いて腰と肩が痛くならないか |
| 家での寝かしつけ | 布タイプの軽い抱っこ紐 ・寝た赤ちゃんをそっと降ろせるか |
| 送り迎えで少しだけ | 手早く着けられるもの ・座ってひとりで着けられるか |
迷ったときは、表の上2行が当てはまるかどうかで考えてみてください。新生児期から外出まで使うなら、腰ベルトのあるタイプが1本目に向いています。
エルゴベビー(腰ベルトのあるスタンダードタイプ)
肩と腰の両方で赤ちゃんの重さを支える、定番の作り。使える期間が長く、長めのお出かけでも重さが一か所に集まりにくいので、毎日使う1本目の候補に入れておきたいブランドです。
モデルによって新生児の抱き方や別売りパーツの有無が違うので、仕様表で確かめてから試着してみてください。
家の中の寝かしつけが中心なら、もう少し軽いタイプも候補に入ります。
コニー(布タイプの軽い抱っこ紐)
布を体にかけて赤ちゃんを包むように抱く、軽くてたためるタイプ。バックルがないぶん着けるのが手早く、家の中で寝かしつけたいときに向いています。サイズを選んで買うものなので、自分の体に合うサイズを確かめてから選ぶと安心です。
⚠️ 布の抱っこ紐で寝かしつけたあとは、抱っこ紐から赤ちゃんを降ろしてから、布団やベビーベッドに寝かせます。外した抱っこ紐を赤ちゃんのそばに置いたままにすると、布が顔にかかることがあるので、手の届かないところにしまってください。
2本目は、暮らしが始まってから足りない場面で選ぶ
最初から2本そろえなくて大丈夫です。1本で暮らしてみて、足りない場面がはっきりしてから選ぶほうが、出番のない1本を買わずにすみます。
わが家も、最近はベビーカーで出かけることが多く、オムニブリーズはあまり使えていません。保育園の入口で下の子を抱っこする時間のために、ヒップシートを買い直すかは今も迷い中。1万円以上するものを、買うほど使う機会があるのかが決めきれないからです。
2本目を考えてよさそうなとき(当てはまるものを数えてみてください)
- 同じ場面で、週に何回も「別の抱っこ紐があれば」と思う
- 1本目を着けるのに時間がかかり、短い抱っこが面倒になっている
- 家の中の寝かしつけで、もっと軽いものがほしい
当てはまるものがなければ、1本目だけで十分。2本目を選ぶときも、この記事の早見表で「どの場面のための1本か」を先に決めてから試着すると、迷いにくくなります。
まとめ
最初の1本は、口コミの順位ではなく、自分の体と毎日の場面で選びます。新生児から使えるかを仕様表で確かめたら、重さを乗せて数分歩き、腰と肩が痛くならないかを見てみてください。
ワンオペで子どもを見る日が多いなら、座ってひとりで着け外しできるかも大切な決め手です。全部を完璧にそろえようとしなくて大丈夫。まずはお店で1本着けてみるところから始めてみませんか?
この記事で紹介したもの
よくある質問
試着に行く時間が取れないときはどうすればいい?
まずは仕様表で、使える月齢と、腰ベルトや肩ひもの調整できる幅を確かめてみてください。試着したあとでも返品や交換ができるか、買う前にお店の条件を確かめておくと、届いてから合わなかったときも安心です。届いたら家で、この記事の5つのチェックを試してみてください。
腰ベルトのあるタイプと布タイプ、どっちを先に買う?
新生児期から外出にも使うなら、腰ベルトのあるタイプが先です。家の中の寝かしつけがほとんどなら、布タイプから始める選び方もあります。
中古やおさがりの抱っこ紐でも大丈夫?
使うこと自体はできますが、リコールの対象になっていないか、バックルやベルトにひび割れ・ほつれがないかを先に確かめてください。取扱説明書がない場合は、メーカーのサイトで正しい着け方を確かめてから使うと安心です。



