この記事でわかること
- おむつ替えで暴れ始める月齢と落ち着く時期
- 赤ちゃんが動きたがる3つの理由
- うんちのときに汚さず終わらせる替え方
- 立ったまま替えるやり方と切り替えの目安
- イライラしてしまうときの気持ちの整え方
力ずくで押さえるほど、おむつ替えは長引きます
おむつ替えで暴れるときは、押さえつけないほうが早く終わります。体をがっちり止められると赤ちゃんはもっと強く反り返り、結果として時間も汚れも増えていきます。目指すのは「じっとさせること」ではなく「動いていても30秒で終わる形」です。
この時期がいつまで続くのかも、先に知っておくと気持ちが軽くなります。暴れ始めるのは、寝返りができるようになる生後5〜6か月ごろから。ハイハイやつかまり立ちが始まる8〜10か月ごろにピークが来て、言葉が分かるようになる2歳前後から少しずつ落ち着いていきます。
替える時間が長引くと、お尻がふやけて赤くなりやすくもなります。すでに赤みが出ているときはおむつかぶれのケアもあわせて見直すと、拭くときの痛みが減って嫌がり方もやわらぐことがあります。
おむつ替えで暴れる3つの理由
理由が分かると、対処のしかたが変わります。動き回る赤ちゃんには、だいたい次の3つのどれかが当てはまります。
1つ目は、動きたい気持ちが止められないこと。寝返りやハイハイを覚えたばかりの赤ちゃんにとって、動くことは楽しくてたまらない遊びです。仰向けに寝かされるのは、遊びを取り上げられるのと同じ意味になります。
2つ目は、仰向けの姿勢そのものが嫌なこと。視界が急に天井だけになり、体の自由もきかなくなります。おなかが冷たい空気に触れる不快さも重なります。
3つ目は、遊びを中断されたタイミングであること。積み木を積んでいる最中や、絵本をめくっている途中に連れていかれると、大人でも抵抗したくなります。
替える前に見ておきたいこと
- 遊びが一区切りついたところか
- 手に持てるおもちゃが用意してあるか
- おむつ・おしりふき・ごみ袋が手の届く位置にあるか
- 部屋が寒くないか(冷房の風が直接当たっていないか)
準備に30秒かければ、替える時間は1分縮みます。おしりふきのフタを先に開けておく、新しいおむつを広げて下に敷いておく。この2つだけでも、片手で探す時間がなくなります。
わが家では、下の娘のおむつ替えのときに上の娘がおむつとおしりふきを運んでくれます。毎回「ありがとう」と伝えると、次も運んできてくれます。

うんちのときは替え方を変えると汚れません
うんちの日は、拭くより先に新しいおむつを敷いてしまいます。汚れたおむつを外してから新しいものを探すと、その数秒のあいだに寝返られて被害が広がります。
STEP1 新しいおむつを先に敷く
汚れたおむつのテープを外したら、お尻を軽く浮かせて下に新しいおむつを差し込みます。この時点で、汚れたおむつの下に新しいおむつが重なっている状態です。
STEP2 汚れたおむつを内側に折って拭く
汚れた面をすぐ内側に折り込み、そのまま拭きます。おしりふきは1枚ずつ取らず、はじめに3枚ほど抜いて横に置いておくと、片手でも間に合います。
STEP3 汚れたおむつを引き抜いて留める
上の汚れたおむつを引き抜けば、下の新しいおむつがすでにお尻に当たっています。あとはテープを留めるだけです。寝返られても、お尻には清潔な面が当たっている状態を保てます。
うんちが背中や足のつけ根から漏れる日が続くなら、替え方ではなく、おむつのサイズや足まわりの形が合っていないこともあります。同じサイズでもメーカーで形が違うので、1パック単位で試してみてください。
漏れたときに床や寝具まで汚れないよう、防水のおむつ替えシートを下に敷いておくと後片づけの手間が減ります。
足の持ち方にもコツがあります。足首をつかんで持ち上げると、股関節に負担がかかるうえ、力で引っ張られた赤ちゃんはよけいに反発します。ひざの裏に手を入れて、両ひざを軽く曲げながらお尻を浮かせる持ち方に変えてみてください。赤ちゃんも力を抜きやすくなります。
動きが激しい時期は、ソファやベッド、おむつ替え台の上で替えるのをやめて床に切り替えるのが安心です。赤ちゃんは体をひねった反動で、大人が予想しない速さで落ちてしまいます。高い場所で替えるときは、片手を必ず赤ちゃんの体に添えたままにします。おしりふきを取りに離れるのは、いったん床に下ろしてからにしてください。
気をそらす道具を用意しておくと、抵抗の強さが変わります。おむつ替えのときだけ渡す口に入らない大きさのおもちゃ、めくれる布絵本、ふだん使わないガーゼハンカチ。
ふだん触れないものほど食いつきます。この時期は何でも口に運ぶので、注意しましょう。トイレットペーパーの芯を通ってしまう大きさのものや、引っぱるとパーツが外れるものは、のどに詰まることがあります。
渡す前に芯に通してみて、するっと入るものは別のものに替えておくと安心です。ビニール袋やおしりふきの袋は口や鼻をふさぐ危険があるので渡しません。ただし2〜3日で飽きるので、2つを日替わりで回すつもりでいると気が楽です。
立って替える日が来ても、それで大丈夫です
つかまり立ちができるようになったら、立ったまま替えてしまってかまいません。仰向けにこだわらないほうが、おしっこのときのおむつ替えは早く終わります。
やり方は、テープタイプならテープをはがして外し、パンツタイプなら両サイドを破ります。立っている赤ちゃんの足を片方ずつ通して、腰まで上げるだけです。目の前のテレビ台や壁につかまらせて、こちらは後ろにしゃがむと手が届きやすくなります。
うんちのときは立ったままだと拭ききれないので、床に寝かせる方法に戻します。すべてを立って替えようとしなくて大丈夫です。
| こんなとき | おすすめの替え方 |
|---|---|
| おしっこ・動きが激しい | 立ったままパンツタイプ |
| うんち | 床に寝かせて先に新しいおむつを敷く |
| 外出先 | パンツタイプ+使い捨てシート |
| 寝ているとき | テープタイプでそっと交換 |
パンツタイプへの切り替えは、寝返りが始まって仰向けを嫌がるようになったときが目安です。「まだ早いかな」と迷ってテープを使い続けるより、1袋だけ買って試してみるほうが早く答えが出ますよ。サイズはテープタイプと同じ表記でも作りが違うので、1つ上のサイズが合う子もいます。
この時期にパンツタイプに慣れておくと、あとが楽になります。トイレトレーニングを始めるときに、自分で上げ下げする動きにも移りやすいからです。
イライラしてしまう日があっても大丈夫です
うんちのおむつ替えで大声を出してしまった日があっても、あなたが冷たい親になったわけではありません。1日6回、汚れた手を追いかけながら、体をひねる子を押さえるのは、単純に重労働です。
夫や家族に「抱っこして落ち着かせてから替えればいいのに」と言われて、よけいに疲れたという声もよく聞きます。その判断ができるのは、実際にその場でおむつを替えている人だけです。外から見ているだけでは、こちらに力が入ってしまう理由は分かりません。
全部を上手にこなさなくて大丈夫です。今日は汚れを最小限にして早く終わらせられれば、それで合格にしてしまいましょう。
よくある質問
おむつ替えで暴れるのはいつまで続きますか?
動きが激しいピークは生後8〜10か月ごろで、多くは2歳前後から落ち着いていきます。言葉で「終わったら遊べるよ」と伝わるようになると、待てる時間が少しずつ延びていきます。
押さえつけてしまうのはよくないですか?
安全のために一瞬支えるのは問題ありません。ただ、長く押さえつけるほど反発が強くなり、おむつ替え自体が嫌なものとして記憶されやすくなります。短く終わらせるほうが、結果として楽になります。
泣き叫んでいる子のおむつは、後回しにしてもよいですか?
おしっこだけなら数分待って、気持ちが切り替わってから替えて大丈夫です。うんちのときは肌がかぶれやすいので、泣いていてもできるだけ早く替えます。汚れた部分だけ先に拭いて、仕上げは落ち着いてからでもかまいません。
まとめ
おむつ替えで暴れるのは、しつけがうまくいっていないからでも、育て方の問題でもありません。動けるようになった赤ちゃんが、動きたいと主張しているだけです。だから、じっとさせようとするのではなく、短く終わらせることを目指します。
新しいおむつを先に敷く、おしりふきを3枚抜いておく、ひざの裏を支えて持ち上げる。この3つだけで、うんちの日のストレスはかなり減ります。つかまり立ちができるなら、立ったまま替える日があってもかまいません。
今日の1回が乗り切れたら、それで十分です。逃げていくお尻を追いかける毎日も、気づいたころには終わっています。
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