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子育てが、ちょっとらくになるノート
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子ども2人連れの外出がしんどい…ワンオペで出かけるコツ

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子ども2人連れの外出がしんどい…ワンオペで出かけるコツ

玄関で下の子が泣き出して、抱き上げたところで上の子が「くつ、じぶんで」と座り込む。そのあいだに下の子のおむつから漏れているのに気づいて、また部屋に戻る。ようやく外に出たのは、出ようと思った時刻から40分後。まだ家から一歩も進んでいないのに、もう帰りたい気持ちになっていました。

私自身、上の子が3歳になったばかりで下の子が生後2か月の今、この玄関の攻防を毎週やっています。子ども2人を一人で連れて出かけるのは、単純に手が足りません。でも、外に出ないと上の子の体力が余って、夕方に荒れてしまうので、行かないという選択もしづらいですよね。

この記事でわかること

  • 2人連れの外出が特に大変になる場面
  • 出発前に決めておくと楽になること
  • 移動中に手が足りなくなったときの回し方
  • ワンオペでも行きやすい場所の選び方
  • 持っていくと荷物が減るもの

2人連れの外出は「どこへ行くか」より「出る前」で9割決まる

うまくいくかどうかは、家を出る前の30分でほぼ決まります。行き先を工夫するより、出発の手順を減らすほうが効果があります。

理由はシンプルで、外出中に起きるトラブルの多くが「準備が終わっていないまま出た」ことから始まるからです。おむつを替えないまま出れば移動中に漏れます。上の子のトイレを済ませないまま出れば、駅の階段の途中で「おしっこ」と言い出します。

外に出てからは、こちらの手はふさがっています。家の中でできることを家の中で終わらせておくと、それだけで外での立ち往生がぐっと減っていきます。

外出の成否は行き先ではなく出発準備で決まります。前日の夜に荷物を詰め、当日は着替えとトイレだけにすると、玄関での時間が半分近くになります。

手が足りなくなるのは、この3つの場面

2人育児の外出がしんどいのは、体力の問題というより「同時に2か所で用事が起きる」からです。

1つ目は、玄関を出る瞬間

下の子を抱っこ紐に入れたタイミングで、上の子が靴を自分で履きたがります。急かすと座り込むし、待つと下の子が泣き始めます。私も何度も、抱っこ紐の中で下の子に泣かれながら、上の子の靴と格闘してきました。

2つ目は、移動中の「抱っこ」

歩いていた上の子が、15分ほどで「疲れた、抱っこ」と言い出します。下の子はもう抱っこ紐の中なので、上の子まで抱き上げることはできません。ここで無理をして2人同時に抱えると、産後の腰と肩に一気に負担がかかります。骨盤まわりがまだ戻っていない時期の同時抱っこは、こちらが動けなくなる原因になるので避けてください。

3つ目は、目的地での授乳とおむつ替え

下の子の授乳が始まると、こちらは10分から15分動けません。そのあいだ上の子が一人になるので、走り出せる場所だと目が離せなくなります。この10分から15分をどう乗り切るかが、行き先選びの実質的な基準になります。

上の子と下の子を同時に抱き上げる方法は、産後の体には負担が大きすぎます。上の子が歩きたがらなくなったときは、ベビーカーに乗せ替えてください。時間をずらして休憩を挟む、その日は滞在時間を短くして早めに帰るのも手です。体力で乗り切ろうとしないほうが安全です。

出発前にやっておくと変わること

前日の夜と当日の朝に分けて、やることを固定してしまうのが一番楽です。毎回考えるから疲れるので、考えなくていい形にします。

STEP1 前日の夜にバッグを詰める

おむつ、着替え、授乳ケープ、上の子のおやつまで入れて玄関に置きます。翌朝は持って出るだけにします。ミルクは粉やキューブ、液体ミルクの状態で入れておき、お湯は当日に用意してください。調乳したミルクを前の晩から持ち歩くのは傷むおそれがあります。

STEP2 出る20分前に上の子のトイレと着替え

先に上の子の支度を済ませておきます。下の子の準備を先にすると、待っているあいだに上の子の気分が変わってしまいます。

STEP3 出る少し前に下の子のおむつと授乳

移動中に泣き出す確率が下がります。ただし授乳のすぐあとに抱っこ紐で体を丸めると、お腹が圧迫されて吐き戻しやすくなります。げっぷを出してから10分ほど縦抱きで落ち着かせて、それから乗せると安心です。その時間も見込んで支度を始めてください。

STEP4 帰る時刻を先に決める

「11時半には帰る」と決めておくと、上の子にも先に伝えられます。帰り際のぐずりが軽くなります。

荷物を減らすほど動きが軽くなるので、バッグの中身も一度見直しておくと、当日の身軽さが変わります。何を入れるかで迷ったときはマザーズバッグの選び方も参考にしてみてください。

移動中に手が足りなくなったときの回し方

上の子が歩きたがらなくなったときの逃げ道を、あらかじめ2つ用意しておきます。逃げ道が1つしかないと、それが使えないときに身動きが取れなくなります。

1つは、ベビーカーの座席を空けておく方法です。下の子を抱っこ紐に入れておけば、ベビーカーは上の子の休憩場所として使えます。3歳前後なら対象の範囲内であることが多いのですが、上限は機種によって違います。説明書で対象月齢と体重の上限を確認し、超えている場合は乗せないでください。

もう1つは、ベビーカーに取り付ける立ち乗りボード(ステップボード)です。下の子をベビーカーに乗せたまま、上の子が後ろに立って乗れます。対応していない機種に付けると、走行中にバランスを崩して転倒する危険があります。手持ちのベビーカーの型番で対応を確かめてから選び、乗り降りのときは大人が必ず支えてください。

ベビーカーのハンドルに荷物をかけていると、子どもを降ろした瞬間に重心が変わり、ベビーカーごと後ろへ倒れることがあります。重いものは下のかごへ。かけるとしても軽いものだけにして、子どもを降ろす前に外す習慣にしておくと安心です。暑い時期の日よけも、タオルやブランケットのように通気性のない布をかぶせると中に熱がこもります。使うならメッシュ素材の専用カバーなど、風が通るものを選んでください。

日差しの強い時期は、上の子が歩く時間そのものを短くする判断も必要です。子どもは大人より地面に近い高さを歩くぶん照り返しを受けやすく、体温も上がりやすいので、往復で歩かせずに片道はベビーカーにする日があっていいと思います。

ワンオペで行きやすい場所の選び方

行き先は「授乳とおむつ替えのあいだ、上の子がその場から動かずに済むか」で選ぶと失敗が減ります。

こんな日行き先の目安
下の子の授乳間隔が短い授乳室のある児童館・子育て支援センター
上の子の体力が有り余っている柵で囲まれた公園、園庭開放
天気が悪い・暑さが厳しい図書館の児童コーナー、屋内の子育て広場
こちらの体力が限界家から徒歩5分以内の近所を30分だけ

支援センターや児童館が特に回しやすいのは、授乳スペースがあり、上の子が同じ部屋の中で遊んでいられるからです。目の届く範囲に本人がいる状態で授乳できると、それだけで気持ちの余裕が変わります。

行き先選びで困る場面は、買い物のときにも同じように起きます。子連れの買い物そのものがつらいときは子どもとの買い物を乗り切るコツにも具体的な方法をまとめています。

遠くの魅力的な場所より、近くて授乳できる場所のほうが、2人連れの時期は満足度が高くなります。上の子は「行った場所」より「外で体を動かせたかどうか」で満たされます。

持っていくと楽になるもの

道具でどうにかなる部分は、道具に任せてしまって大丈夫です。手が2本しかないという前提を変えられるものだけ、絞って持っていきます。

ベビーカー用の立ち乗りボード

上の子が「疲れた」と言い出したときの逃げ道になります。抱き上げずに済むので、産後の腰への負担を抑えられます。ベビーカー本体との対応と耐荷重を確認してから選んでください。

ベビーカー用ステップボード

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子ども用のリュック

上の子に自分のおやつと水筒を背負ってもらうと、こちらの荷物が減ります。それ以上に効くのが「自分の荷物を持っている」という感覚で、歩くこと自体を前向きに受け止めてくれることがあります。1〜2歳なら、小さな水筒とおやつが入るくらいのサイズで十分です。肩ひもがずり落ちやすいので、胸元で留めるベルトが付いたものだと歩きやすくなります。外出時は車道側を大人が歩き、手をつなげるときはつなぐ。これが基本です。迷子が心配なときは、名前と連絡先を書いたタグをリュックの内側に付けておくと安心です。

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よくある疑問

上の子が「歩かない」と言い張るときはどうすればいい?

歩かせようと説得するより、乗せてしまうほうが早いです。ベビーカーか立ち乗りボードで移動して、公園に着いてから思いきり動いてもらえば体力は使い切れます。歩く練習は、こちらに余裕のある日に回して大丈夫です。

授乳中に上の子が離れていってしまいます

授乳の前に、上の子が座って続けられる遊びを用意しておくと落ち着きます。シールブックやお絵かき帳のように、その場から動かずに手が動くものが向いています。屋外なら、授乳する場所を車の中や授乳室に移すほうが安心です。上の子も一緒に入れる場所を選び、車の中で授乳する場合も上の子だけを車外に残さないようにします。

2人連れの外出は、いつごろ楽になりますか?

下の子の首がすわって授乳間隔が空いてくる生後4か月ごろから、動きやすさが変わってきます。上の子と言葉での約束が交わせるようになってくると、さらに落ち着いてきます。今がいちばん手が足りない時期なので、うまくいかなくて当然だと思ってください。

そもそも毎日出かけないとだめですか?

毎日は必要ありません。上の子の体力を発散させたい日と、家で過ごす日を分けて大丈夫です。ベランダで水遊びをする、玄関前で10分だけ外気に当たるといった短い外出でも、夕方の荒れ方は変わります。ベランダで水を使うときは、子どもが乗れる台や椅子を柵の近くに置かないこと、水は少量でも大人がその場を離れないことが前提です。

まとめ

子ども2人を一人で連れて出かけるのは、慣れの問題ではなく単純に手の数が足りていないだけです。準備の順番を固定して、上の子の逃げ道を2つ用意しておけば、外出のハードルはかなり下がります。

全部をきちんとやろうとしなくて大丈夫です。前日にバッグを詰めておく、それだけの日があってもいいと思います。

明日の外出で試すなら、出発の20分前に上の子のトイレと着替えを先に済ませるところからにしてみてください。玄関での時間が変われば、出かける前の消耗がずいぶん減っていきます。

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