やっと寝たと思ったのに、1時間もしないうちに泣き声。抱き上げると、背中も髪もじっとり汗ばんでいる。夏の夜って、こんなことのくり返しですよね。
エアコンを消すと暑くて起きる。つけると冷えすぎが心配。何度がいいのか分からないまま、なんとなく夜を越えている方も多いと思います。
- 夏の夜に赤ちゃんが寝ない一番の理由
- 快適な室温と湿度のめやす
- 暑がっているときに出るサイン
- 寝るときの服装と寝具の選び方
- 冷やしすぎの不安との向き合い方
夏の夜に赤ちゃんが寝ない、一番の理由は「暑さ」
夜中に何度も起きる原因の多くは、部屋が暑いことです。まずは室温を25〜27℃、湿度を50〜60%に整えてみてください。これだけで寝つきが変わる子は少なくありません。
赤ちゃんは体温を調節するのがまだ苦手です。大人よりも汗をかきやすく、体に熱がこもりやすい体質。大人が「少し涼しいかな」と感じるくらいが、赤ちゃんにはちょうどよい温度です。
温度計だけでなく、湿度計も一緒に見るのがおすすめです。同じ27℃でも、湿度が70%を超えると寝苦しさがぐっと増します。じめじめする夜は、除湿モードに切り替えると楽になりますよ。
「暑くて寝ない」赤ちゃんが出しているサイン
赤ちゃんはまだ言葉で「暑い」と伝えられません。かわりに、体でサインを出しています。寝つきの悪さが続くときは、次のようなようすがないか見てみてください。
暑がっているときのサイン
- 首の後ろや背中がじっとり汗ばんでいる
- 顔がほてって赤い
- 寝入りばなに髪がびっしょりになる
- 寝ても30分〜1時間で泣いて起きる
暑さのめやすは、手足ではなく「首の後ろ」で確かめます。赤ちゃんの手足は、体温調節のためにもともと冷たくなりやすい場所。手が冷たいからと厚着をさせると、かえって熱がこもってしまいます。
首の後ろがさらっとしていれば、ちょうどよい状態です。汗でしっとりしていたら、1枚減らすか、室温を1℃下げてみてください。汗が続くと、あせもや肌トラブルにもつながります。汗をかいたあとの肌ケアはあせもの予防と対処のコツも参考にしてみてください。
寝るときの服装は「1枚少なめ」でいい
夏の寝る服装は、半袖の肌着1枚か、薄手の半袖パジャマ1枚で十分です。エアコンの効いた部屋なら、短肌着に薄手のスリーパーを重ねる程度で大丈夫です。
つい「お腹を冷やしたら」と心配して着せすぎてしまいますよね。私自身も上の子のとき、長袖を着せて汗だくにさせてしまったことがありました。厚着より、薄着で室温を整えるほうが、体温調節はうまくいきます。
タオルケットやお布団は、寝返りで顔にかかると危険なことがあります。寝返り前の赤ちゃんには、けり飛ばしても脱げないスリーパーのほうが安心です。
お腹の冷え対策には、スリーパーが便利です。肩から足元までふわっと包んでくれるので、寝相が変わってもお腹が出ません。ガーゼやパイル素材の夏用なら、通気性がよく蒸れにくいですよ。
涼しく眠る環境をつくる3つのアイテム
エアコンにプラスして、空気の流れと寝床の熱を工夫すると、ぐっと眠りやすくなります。まずは今ある環境を見直して、足りないものを1つずつ足すくらいで大丈夫です。
STEP1 空気を動かす
エアコンの冷気は下にたまります。サーキュレーターで部屋の空気を回すと、温度のムラが消えて寝室全体が涼しくなります。
STEP2 寝床の熱をにがす
背中に熱がこもると寝汗の原因に。接触冷感の敷きパッドを敷くと、寝床のじっとり感がやわらぎます。
STEP3 お腹だけ守る
薄手のスリーパーで、冷やしたくないお腹まわりだけ包みます。冷えと蒸れ、両方を防げます。
選ぶときは、静かさと素材を基準にすると失敗しません。音の大きい家電は寝かしつけの敵。サーキュレーターは静音タイプ、寝具は肌に触れる面がやわらかい綿系を選ぶと、赤ちゃんも嫌がりにくいです。
エアコンの「冷やしすぎ」が心配なとき
冷えすぎを防ぐコツは、風を直接あてないことです。赤ちゃんの寝ている場所に風が向かないよう、ルーバーを上向きにしておきます。これだけで冷えすぎはかなり防げます。
つけっぱなしの電気代が気になる方もいますよね。夜中にこまめに消してつけてをくり返すより、一定の温度で運転を続けるほうが、消費電力はおさえられることが多いです。何より、暑さで夜中に起きる回数が減れば、親の睡眠時間も守れます。
環境を整えても泣いて起きる日が続くときは、暑さ以外の原因が隠れていることもあります。夜中に激しく泣いて手がつけられないときは、夜驚症と夜泣きの見分け方もあわせて確認してみてください。
全部を完璧にそろえなくて大丈夫です。まずは室温を整えることから。それだけでも、今夜の眠りは少し変わります。
よくある質問
エアコンは一晩じゅうつけっぱなしで大丈夫?
夏の暑い夜は、つけっぱなしのほうが安心です。夜中に切れて室温が上がると、汗をかいて目が覚めたり、体に熱がこもったりします。25〜27℃をキープしてあげてください。
手足が冷たいのに汗をかいています。寒いのでしょうか?
寒いわけではありません。赤ちゃんの手足はもともと熱をにがすために冷たくなります。暑さのめやすは首の後ろで確かめてください。そこが汗ばんでいれば、暑がっているサインです。
扇風機やサーキュレーターの風は赤ちゃんにあてても平気?
体に直接あて続けるのは避けてください。冷えすぎや乾燥のもとになります。壁や天井に向けて空気を回し、部屋全体の温度をならす使い方が安心です。
寝汗がすごいのですが、病気でしょうか?
寝入りばなにたっぷり汗をかくのは、多くの赤ちゃんに見られる自然なことです。汗をかいたらこまめに着替えさせ、肌をさっとふいてあげれば大丈夫です。
まとめ
夏の夜に赤ちゃんが寝ない一番の理由は、暑さです。室温25〜27℃、湿度50〜60%を目安に、エアコンは一晩じゅうつけっぱなしで整えてあげてください。暑さのめやすは首の後ろで確かめ、服装は1枚少なめが基本です。
環境づくりに迷ったら、空気を動かすサーキュレーター、寝床の熱をにがす接触冷感パッド、お腹を守るスリーパーの3つから、足りないものを1つずつ足していけば十分です。
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