この記事でわかること
- レトルトを毎日使っても大丈夫な理由と、気をつけたいこと
- ベビーフードを使い始められる時期
- 月齢ごとの固さの目安と、選びたいタイプ
- レトルトの日に足したい1品
- 外出先で温めずに使うときのコツ
上の子のときは、家では小分けの冷凍ストック、外出先ではレトルトのベビーフードと使い分けていました。
レトルト離乳食は、毎日使っても大丈夫です
レトルトのベビーフードは、毎日使っても大丈夫です。国の「授乳・離乳の支援ガイド」にも、ベビーフードを上手に使って離乳食づくりが楽になるなら、それもひとつのやり方だと書かれています。
ベビーフードは、月齢に合わせてとろみや固さ、粒の大きさまで調整されているもの。味の濃さや添加物、衛生管理についても、和光堂やピジョンなどが加わる日本ベビーフード協議会の基準に沿って作られています。手作りするときに、固さや粒の大きさの見本にもなります。
気をつけたいのは、レトルトの日が続くことではなく、レトルトだけで1食をそろえると栄養のバランスがとりにくいこと。いろいろな食材が混ざった商品ばかりだと、食材ひとつひとつの味や固さに慣れる機会も減ってしまいます。
どちらも、もう1品足したり、食材が1種類だけの商品を混ぜたりすれば補えますよ。外出先でレトルトだけになる日は、その日のほかの食事や次の日で足りないものを足せば十分です。足し方は、このあと紹介します。
(参考:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」コラム2/日本ベビーフード協議会「ベビーフード自主規格」)
手作りできない日が続いて、気持ちのほうがつらくなっているときは、離乳食の手抜きに罪悪感があるときの考え方も読んでみてください。
ベビーフードはいつから使える?
ベビーフードは、離乳食を始める生後5〜6か月頃から使えます。パッケージに「5か月頃から」「7か月頃から」のように対象の月齢が書いてあるので、今の月齢に合ったものを選んでください。
ただ、月齢はあくまで目安。同じ月齢でも、なめらかなものしか食べられない子もいれば、少し粒があっても平気な子もいます。
あげる前に、ママが一口食べて味と固さを確かめるのがおすすめです。温めたなら、熱すぎないかも一緒に分かります。食べさせてみて、口から出したり、なかなか飲み込めなかったりしたら、ひとつ前の月齢のものに戻してみてください。
ベビーフードは
生後5〜6か月頃から
あげる前に
ママが
一口味見
(参考:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)
月齢別の選び方
月齢ごとの固さの目安と、使いやすいタイプを表にしました。
| 月齢 | 固さの目安 | 使いやすいタイプ |
|---|---|---|
| 5〜6か月頃 | なめらかにすりつぶした状態 | 少しずつ使えるフリーズドライやパウダー。食材が1種類の商品 |
| 7〜8か月頃 | 舌でつぶせる固さ | おかずはレトルト、おかゆは家で作る |
| 9〜11か月頃 | 歯ぐきでつぶせる固さ | 主食とおかずがセットになったもの |
| 12〜18か月頃 | 形のあるものを歯ぐきでかみつぶせる固さ | 幼児食に近い薄味の商品 |
(参考:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)
始めたばかりの頃は、1回に食べる量がほんの少し。パウチを開けても食べきれないので、使う分だけお湯で戻せるフリーズドライやパウダーのほうが使いやすいと思います。
初めての食材は、食材が1種類だけの商品で試すのがおすすめです。いろいろな食材が入ったものだと、体に合わなかったときに何が原因か分からなくなるからです。試し方は、離乳食のアレルギーとの向き合い方にくわしく書いています。
7〜8か月頃からは、おかゆだけ家で作って、おかずはレトルトにすると楽ですよ。おかゆをまとめて作っておく方法は、離乳食の冷凍ストック入門で保存期間や解凍のコツまで紹介しています。
レトルトの日に足したい1品
離乳食が1日2回になったら、ごはんやめん類の「主食」、野菜の「副菜」、肉や魚・豆腐などの「主菜」をそろえたいところです。レトルトを使う日は、パッケージの品名や原材料をちらっと見て、足りなそうなものを1品足せると安心です。
レトルトの中身ごとに、足したいもの
- おかゆやうどんなど主食のレトルト → 野菜の冷凍ストックやつぶした豆腐、または野菜と肉・魚が入ったおかずのレトルト
- 野菜が中心のおかずのレトルト → おかゆなどの主食(魚や豆腐が入っていなければ、それも少し)
- もう少し足せそうなら → 果物を少し(つぶしたバナナなど)
足す1品も、その場で作らなくて大丈夫。冷凍ストックをレンジで温めるだけでもいいし、おかずのレトルトを1つ足してもかまいません。レバーなどが入ったものなら、離乳食で足りなくなりがちな鉄分もとれます。
(参考:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」コラム2)
冷凍ストックとレトルトの両方を置いておけば、どちらかが切れても困りません。「全部手作り」も「全部レトルト」も目指さなくて大丈夫。その日の余裕に合わせて、手作りとレトルトを使い分ければ十分です。
和光堂とピジョン、どう使い分ける?
スーパーやドラッグストアでよく見かけるレトルトのベビーフードは、和光堂とピジョンのものが多いです。長く売られていたキユーピーのベビーフードは、2026年8月末で生産が終わりました。
和光堂
月齢ごとの種類が多くて、5か月頃からのものもあります。始めたばかりの頃から、ずっと同じメーカーで選べます。
「グーグーキッチン」シリーズは1食分のパウチ。「栄養マルシェ」は主食とおかずがセットになっていて、7か月頃からのものも。忙しい日のごはんや、お出かけのときに便利です。
ピジョン
レトルトの「管理栄養士の食育レシピ」は、9か月頃から・12か月頃から・1歳4か月頃からと月齢ごとに分かれています。管理栄養士が監修していて、パッケージの栄養バランスのグラフを見れば、何がとれるかひと目で分かるんです。
鉄分やカルシウムがとれるシリーズも。着色料・香料・保存料を使っていないのも安心できるところです。
(参考:ピジョン「ピジョンのレトルト離乳食」/日本食糧新聞「キユーピー育児食から撤退へ、26年8月末で生産終了」)
外出先では、温めずに使えるものが便利
レトルトのベビーフードは、たいてい常温のまま食べられます。お出かけの日は、1〜2個とスプーンをバッグに入れておけば、温める場所を探さずにすみます。
温めないで使えるかは商品ごとに違うので、パッケージの表示で確かめてください。スプーン付きのセットなら、スプーンを持っていかなくてすみます。
(参考:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」コラム2)
まとめ
レトルトのベビーフードは、毎日の離乳食に使ってかまいません。外出先などでレトルトだけになる日があっても、ほかの食事で足りないものを足せば大丈夫です。
- 使い始めは生後5〜6か月頃から。月齢の表示に合わせて選び、ママが一口味見してからあげる
- レトルトの日は、品名と原材料をちらっと見て、主食・野菜・肉や魚のうち足りなそうなものを1品足せると安心
- 外出先では、温めずに食べられるものを持っていき、食べさせた残りは取っておかない
疲れた日はレトルトに1品足して、余裕のある日に手作りする。それくらいで、離乳食の時期は十分乗り切れます。
参考にした情報
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
- 日本ベビーフード協議会「ベビーフード自主規格」
- ピジョン「ピジョンのレトルト離乳食」
- 日本食糧新聞「キユーピー育児食から撤退へ、26年8月末で生産終了」



