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子育てが、ちょっとらくになるノート
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哺乳瓶拒否で預けられない…入園前にできる練習の進め方

(2026年10月10日更新)
約9分で読めます
哺乳瓶拒否で預けられない…入園前にできる練習の進め方

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  • 哺乳瓶の乳首が口に触れただけで、体をそらして泣き出す
  • 預ける日が近いのに、まだほとんど飲んでくれない
  • 自分が寝込んだら、この子を誰にも預けられないと不安になる

哺乳瓶を口に近づけるたびに押し返されて、用意したミルクがほとんど減らない。このままだと、預ける日やママが体調を崩した日に、誰にも任せられなくなるかもしれません。

哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんは珍しくなく、保育園に入ってから飲めるようになる子も多いといわれています。

この記事では、赤ちゃんの負担が少ない練習の順番と、どうしても飲まないときにコップやスプーンで飲ませる方法を紹介します。

もくじ (タップで開く)
  1. 哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんは、そんなに珍しくありません
  2. 哺乳瓶を嫌がるときに起きている3つのこと
  3. 1つ目:吸い方そのものが違う
  4. 2つ目:ママがいると母乳を選ぶ
  5. 3つ目:温度やにおいが好みから外れている
  6. 練習は「時間・人・道具」の順で変えていきます
  7. どうしても飲まないときは、道具のほうを変えます
  8. 乳首は「良いもの」ではなく「この子に合うもの」を探します
  9. ピジョン 母乳実感
  10. ヌーク(NUK)
  11. ストローマグ(生後8か月ごろから)
  12. よくある質問
  13. 哺乳瓶拒否はどのくらいで落ち着きますか?
  14. 練習のために母乳を減らしたほうがいいですか?
  15. 保育園から断られることはありますか?
  16. 夜だけ飲むのに昼は飲みません。どうしてですか?
  17. 今日できることは、1つだけで大丈夫です

この記事でわかること

  • 哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんがどのくらいいるのか
  • 哺乳瓶を嫌がるときに起きていること
  • 練習をどの順番で試すと負担が少ないか
  • それでも飲まないときの代わりの飲ませ方
  • 受診を考えたほうがいいサイン

哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんは、そんなに珍しくありません

母乳で育っている赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるのは、育児相談でとてもよく出てくる悩みです。そして保育園に入ってしまえば飲めるようになる子が多い、というのも現場でよく言われることです。今まったく飲まないからといって、預けられない未来が決まったわけではありません。

家では飲まないのに園では飲む、という現象はあちこちで報告されています。ママの匂いも声もない場所では、赤ちゃんも「今はこれしかない」と切り替えるからです。

家で1滴も飲まなかった子が、慣らし保育の3日目から哺乳瓶で飲み始めた、という話は保育士さんからよく聞きます。まずは「今日中に克服しなくていい」と決めてしまって大丈夫です。

とはいえ、預ける日が決まっている人にとっては不安ですよね。哺乳瓶そのものの相性が原因になっていることもあるので、哺乳瓶の選び方を見直すところから始める手もあります。

哺乳瓶を嫌がるときに起きている3つのこと

嫌がるのには理由があります。よくあるものを3つに絞って見ていきます。

1つ目:吸い方そのものが違う

おっぱいは舌を波打たせて時間をかけて飲むものですが、哺乳瓶は吸えばすぐ出てきます。口の中での動かし方が違うので、母乳に慣れた赤ちゃんほど「思っていたのと違う」と戸惑います。

生後2〜3か月ごろは吸う力も飲み方も日々変わる時期で、ちょうどこのころに嫌がり始める子が多いようです。

2つ目:ママがいると母乳を選ぶ

赤ちゃんはママの匂いをはっきり覚えています。抱っこされた時点でおっぱいを期待しているので、そこに別のものが出てくると怒って泣きます。同じ子が、ママが部屋から出たとたんに飲むことも珍しくありません。

3つ目:温度やにおいが好みから外れている

粉ミルクは70度以上のお湯で溶かし、流水などで冷ましてから飲ませます。飲ませるときの温度は40度前後、人肌が目安です。熱すぎても冷たすぎても嫌がります。

乳首についた消毒液や洗剤のにおいが、嫌がる理由になっていることもあるんです。香料の入っていない洗剤に変える、薬液消毒から煮沸や電子レンジ消毒に切り替える、といった対応で飲むようになった例もあります。

温度の話が出たので、作ったミルクの扱いもここで押さえておきます。粉ミルクを溶かすお湯は当日に用意して、作ったミルクは常温で置いておかないようにします。練習で少ししか飲まなかったぶんも、口をつけたものは1時間を目安に処分してください。雑菌が増えるので、翌日には持ち越せません。前もって準備できるのは、粉やキューブ、未開封の液体ミルクまでです。

練習は「時間・人・道具」の順で変えていきます

いろいろ同時に変えると、何が効いたのかわからなくなります。負担の軽いものから順に、1つずつ変えていくのがおすすめです。

STEP1 おなかがすきすぎる前の、機嫌のいい時間に

空腹がピークのときに初めての道具を出すと、怒って泣くだけで終わります。授乳と授乳の間、目が覚めてごきげんな時間に、哺乳瓶にミルクを10mlだけ入れて、乳首を口元に当てるところから始めます。飲まなくても、乳首をなめて遊べたら、その日はうまくいったと考えて大丈夫です。

STEP2 飲ませる人と場所を変える

誰か頼める人がいる日は、その人にお願いして、自分は別の部屋に移ります。声も匂いも届かないほうが飲みやすくなります。ひとりで見ているなら、いつも授乳している椅子ではなく別の場所に座ってみてください。赤ちゃんも横抱きではなく、少し体を起こした姿勢で抱えます。同じ人でも、状況が変わると受け入れることがあります。

STEP3 乳首と温度を1つずつ変えて、結果をメモする

ここまでで飲まなければ、道具を変えます。乳首のサイズを1段階上げる、同じメーカーの中で形の違う乳首に替える、といった変更を1回につき1点だけ試します。哺乳瓶と乳首は口の大きさや取り付け方がメーカーごとに違うので、組み合わせるのは同じメーカーどうしが基本です。別のメーカーを試したいときは、哺乳瓶ごと替えます(メーカーごとの違いは後の表にまとめています)。日付・使ったもの・温度・飲んだ量の4つをメモしておくと、次に何を変えるか決めやすくなります。

STEP3まで進んだら、またSTEP1の「機嫌のいい時間」に戻って同じ道具で試します。1回で判断せず、同じ組み合わせを2〜3日続けてから次に移ると、相性が見えてきます。

練習は1日1回で十分です。毎回泣かせてしまうと、哺乳瓶を見ただけで嫌がるようになります。うまくいかない日は、その場でおっぱいに切り替えて終わりにしてください。

どうしても飲まないときは、道具のほうを変えます

哺乳瓶にこだわらなくて大丈夫です。目的はミルクを飲ませることであって、哺乳瓶を使うことではありません。

月齢の目安代わりに試せるもの
生後2〜4か月スプーン、スポイト、小さなコップで少しずつ
生後5〜7か月コップ飲み、スパウト、離乳食に混ぜる
生後8か月以降ストローマグ、コップ、食事からの水分

コップやスプーンで飲ませるときは、赤ちゃんの体を起こして支え、コップの縁を下唇に当てて、自分から飲み込むのを待ちます。

寝かせたまま口に流し込むと気管に入ってむせやすいので、必ず体を起こして少量ずつにしてください。この練習は離乳食の準備にもなるので、コップ飲みの進め方とあわせて進めるとスムーズです。

離乳食が始まっている月齢なら、ミルクを料理に混ぜる方法もあります。パンがゆやポタージュにすれば、飲み物としては拒否する子でも食べてくれることがあります。

保育園に入園予定なら、入園前の面談で「哺乳瓶は拒否します、コップなら少し飲めます」と正直に伝えてください。園は毎年その相談を受けているので、コップやスプーンで対応してくれることがほとんどです。

家庭だけで解決してから入園しなければ、と抱え込まなくて大丈夫です。復帰前の不安がぐるぐるするときは、慣らし保育のはじまり方も読んでみてください。

母乳もミルクも受けつけない状態が半日以上続くときは、練習を止めて小児科に相談してください。おしっこの回数がいつもの半分以下、唇や口の中が乾いている、呼びかけへの反応が鈍いといったサインは脱水のはじまりです。飲まない原因が、鼻づまりや口内炎、耳の痛みといった体調にあることもあります。

乳首は「良いもの」ではなく「この子に合うもの」を探します

哺乳瓶選びでつまずきやすいのは、口コミの評価で選んでしまうところです。人気の乳首が合わない子はふつうにいます。見るのは、飲み口の形と、素材のやわらかさの2点です。

タイプ特徴向いている場面
丸くて細めの飲み口おっぱいに近い含み方で吸える母乳と併用したいとき
幅広で薄い飲み口口を大きく開けて吸う形細い乳首を押し返すとき
天然ゴム素材やわらかく、においが独特シリコーンを嫌がるとき

ピジョン 母乳実感

日本で最も広く使われている定番で、乳首のサイズと形の展開が多いのが利点です。哺乳瓶本体はそのままに、乳首だけ買い替えて試せます。

まず1本目を選ぶなら、練習の途中で方向転換しやすいこのタイプが無難です。ただし、この形を舌で押し返してしまう子には、次のタイプを試してみてください。

ピジョン 母乳実感 哺乳びん

\ 乳首だけ替えて試せる /

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ヌーク(NUK)

飲み口が幅広で平たく、口を大きく開けて吸う形です。細い乳首を舌で押し出してしまう子でも、これなら飲んだ、という声が多いタイプです。天然ゴムの乳首も選べます。ゴム特有のにおいがあるので、それが苦手な子には合わないこともあります。

ヌーク(NUK)哺乳びん・乳首

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ストローマグ(生後8か月ごろから)

哺乳瓶をあきらめてこちらに進む選択もあります。パーツが少なく洗いやすいものなら、毎日の消毒も負担になりにくいです。

スパウトから段階的に進められるセットなら、飲み方の変化に合わせて口の部分だけ替えられます。哺乳瓶を通り越してマグで水分をとれるようになれば、預けるときの心配はぐっと減ります。

リッチェル トライ ストローマグ

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よくある質問

哺乳瓶拒否はどのくらいで落ち着きますか?

数日で戻る子もいれば、数か月そのままの子もいて、期間はかなり幅があります。日数を目標にすると、うまくいかない日に落ち込んでしまいがちです。「今週はこの乳首を試す」のように、やることのほうを区切ると気持ちが続きます。

練習のために母乳を減らしたほうがいいですか?

おなかをすかせれば飲むはず、という考え方は逆効果になりがちです。空腹がきついほど混乱して泣きます。母乳はいつもどおりにして、練習は機嫌のいい時間に足す形で進めてください。

保育園から断られることはありますか?

哺乳瓶が使えないことだけを理由に入園できなくなるケースは、まずありません。ただし飲めるものがまったくない状態だと、預かる時間を短めに調整されることはあります。コップやスプーンでどのくらい飲めるかを、入園前に園へ伝えておくと相談がスムーズです。

夜だけ飲むのに昼は飲みません。どうしてですか?

眠くてぼんやりしている時間帯は、口に入ってきたものをそのまま受け入れやすくなります。うとうとしているときに試して成功したなら、それも立派な一歩です。ただし、そのまま寝入ってしまうと吐き戻しやすいので、少し縦抱きにしてから寝かせてください。

今日できることは、1つだけで大丈夫です

哺乳瓶を嫌がるのは、赤ちゃんがおっぱいをちゃんと覚えている証拠でもあります。困るのはこちらの事情のほうで、赤ちゃんが失敗しているわけではありません。

上の娘のときは混合で、授乳のたびに母乳のあとにミルクをあげていました。哺乳瓶を嫌がるほどではありませんでしたが、飲みが少し悪くなってきたかなと感じた時期があり、乳首のサイズや空気孔を変えて工夫しました。

下の子は今、生後2か月です。ほとんど母乳ですが、人と会う前や、夫や母にしばらく見てもらうときだけミルクを飲ませていて、そのときに哺乳瓶を使っています。

全部やらなくて大丈夫です。今日は飲ませる人を替えてみる、明日は座る場所を変えてみる。それだけで、試したことが1つずつ積み上がっていきます。

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