・チャイルドシートの3つの種類とそれぞれの特徴
・ISOFIX式とシートベルト式、どちらを選べばいいか
・回転式と固定式のよいところと気になるところ
・予算ごとの選び方と、買い替えを減らすコツ
必要になるのは
退院日から
法律で義務なのは
6歳未満
前向きにできるのは
生後15か月から
わが家は上の子のときに、お店の店員さんと相談して、回転式でISOFIX付きのものを選びました。下の子にも、同じものを使っています。
出産準備でほかに何をそろえるかは出産準備リストにまとめています。
チャイルドシートの種類は、年齢で分けて3つ
チャイルドシートは大きく分けて3種類あります。使える年齢も特徴もそれぞれ違うので、まずはざっくり全体を見ておきましょう。
① 乳児用(ベビーシート):新生児〜1歳ごろまで
新生児から乗せられる、後ろ向き専用のシートです。生まれたばかりの赤ちゃんの頭と首をしっかり支えてくれるので、退院の日に使えるように用意しておきます。
ただ、使えるのは1歳前後までと短くて、そのあとは別のタイプに買い替えることになります。レンタルで済ませたり、使い終わったらすぐ売ったりする人も多い、「1年ほどだけ使うもの」です。
② 幼児用(チャイルドシート):1歳〜4歳ごろまで
腰がすわって自分で座れるようになった子向けのタイプで、5点式ハーネスで体をしっかり留めるのが基本です。身長や体重しだいで、1歳〜4歳ごろまで使えます。
ベビーシートから買い替えるときに選ぶタイプです。最初から、このあと紹介する「兼用型」を選んだ場合は、この時期も同じ1台で乗せられます。
R129の製品は、生後15か月までは後ろ向きで使う決まりです。いつ前向きにしていいかは製品ごとに違うので、説明書の数字を見て確かめてください。
③ 学童用(ジュニアシート):4歳〜6歳ごろまで
体が大きくなって、車のシートベルトをそのまま使えるようにするための補助シートです。座る位置を高くして、シートベルトが子どもの首にかからないようにします。
背もたれがあるものと、ないものの2種類。法律で決まっているのは6歳になるまでですが、身長140cmくらいまでは使うのが安心とされています。
兼用型が今の主流
最近は「新生児〜4歳ごろまで」「新生児〜7歳ごろまで」のように、何年ぶんも1台で使える兼用型を選ぶ人が多いです。買い替えが少なくてすむので、全部で見ると安くつくことが多いんです。最初の1台に選ぶ人が増えているのもうなずけますね。
兼用型を探すなら、日本の車や体格に合わせてつくられているコンビも見てみてください。
取り付け方式:ISOFIX式とシートベルト式の違い
チャイルドシートを車に固定する方法は2種類あります。ここは子どもの安全に直接かかわるので、ちゃんと知っておいてほしいところです。
ISOFIX式:金具に差し込むだけで、しっかり留まる
車のシートに内蔵された専用金具に、チャイルドシートのコネクターを差し込んで固定する方式です。
「カチッ」と音がして確認窓の色が変われば留まった合図なのでわかりやすく、付け間違いがぐっと起きにくいのがいちばんいいところです。サポートレッグ(床につける脚)がある製品は、それも説明書どおりに出してください。
2012年7月以降に新しく発売された車種にはこの金具を付けることが決められているので、わりと新しい車ならISOFIX式を選ぶのが安心です。シートベルト式より少し高めですが、毎回の取り付けで不安にならずにすみます。
シートベルト式:ほとんどの車で使えるタイプ
車のシートベルトをチャイルドシートに通して留めるやり方です。ISOFIXの金具がない古い車や、何台かの車で付け替えて使いたいときに向いています。
ただ、正しく付けるには手順を覚えないといけなくて、付け方が間違っていて、事故のときに子どもを守れなかった例も実際にあります。
シートベルト式にするなら、説明書をしっかり読んで、できればディーラーやベビー用品店の人に付け方を見てもらうのがおすすめです。
車にISOFIXの金具があるなら、迷わずISOFIX式にしましょう。付け間違いが起きにくいので、毎回の取り付けで迷わずにすみます。
回転するかどうか:ワンオペなら回転式がずっとラク
兼用型を選ぶときに必ず見ておきたいのが、シートが回転するかどうかです。
回転式:乗せ降ろしがびっくりするほどラク
シートが360度回るので、ドア側に向けて、正面から赤ちゃんを乗せ降ろしできるタイプです。ワンオペで毎日の送り迎えをするなら、これ一択と言っていいほどラクです。
子どもが寝てしまったときも、姿勢をくずさずに乗せられます。抱っこしたまま奥へ身を乗り出さなくていいので、腰痛があるママにもうれしいところです。値段は少し高めですが、毎日の乗せ降ろしで腰をかがめる回数がぐっと減ります。
回転式を探すなら、回転式の種類が多いアップリカも見比べてみてください。
1歳を過ぎると、乗るのを嫌がる子もいます。乗せ降ろしがしやすいかどうかで、毎日のしんどさがかなり違ってくるんです。嫌がる子の乗せ方はチャイルドシートでのけぞる子への乗せ方にまとめました。
きょうだいで2台並べるときも、回転式かどうかで差が出ます。下の子を抱っこ紐に入れたまま上の子を先に乗せて、そのあとシートをドア側に回せば、抱っこしたままでも下の子を座らせられます。固定式だと、抱っこしたまま奥へ身を乗り出さなければいけません。
固定式:値段を抑えたい人、後ろの席が広い車に
回転しない、シンプルなタイプです。値段は安めですが、毎回チャイルドシートの上に身を乗り出して子どもを乗せることになります。後ろの席が広い車で、乗せ降ろしがあまり多くない人に向いています。
帰省のときなど、年に数回しか車に乗せない人なら、固定式でも十分かもしれません。
回転式で後悔しやすいのはどんな家?
回転式で後悔しやすいのは、自分の車に付けられるかを確かめずに買ってしまったときです。同じ車種でもグレードによってISOFIXに対応していないことがあるので、買う前にメーカーの適合車種一覧で確かめてください。
年に数回しか車に乗せない家も、高いわりに差を感じにくいかもしれません。逆に、きょうだい2人を毎日乗せ降ろしする家では、抱っこしたまま下の子を座らせられるので、回転式の差がいちばん大きく出ます。
買う前に見ておきたい5つのこと
種類と機能がわかったところで、実際に選ぶときはどこを見比べればいいのでしょう?見比べたい5つのポイントをお話しします。
① 安全基準「R129」か「R44/04」に合っているか
国土交通省が決めた安全基準に合っているものを必ず選びましょう。いちばん新しい基準は「R129(i-Size)」で、前より厳しい衝突試験に合格したという印です。
ひとつ前の基準「R44/04」のものも在庫などでまだ見かけますが、これから買うならできるだけR129のものを選ぶと安心です。
箱や公式サイトに必ず書いてあるので、買う前に見ておきましょう。
② 自分の車に付けられるか(適合車種)
どのメーカーも、公式サイトに「適合車種一覧」を載せています。買ってから「付けられない」では遅いので、買う前に車種・年式・グレードまで必ず確かめてください。同じ車種でもグレードによってISOFIX対応が違うことがあります。
③ 6歳までに全部で何台買うことになるか
こまめに買い替えるつもりなら、その時期に合った専用のものを選ぶと使いやすいです。長く使うつもりなら、新生児からジュニアシートの時期まで1台で使える兼用型のほうが、全部で見ると安くすみます。車に乗る回数や、この先もう1人考えているかどうかで決めましょう。
④ シートカバーの洗濯のしやすさ
子どもは飲み物をこぼしたり、乗り物酔いで吐いたりすることもあります。カバーを外して洗濯機で洗えるかどうかは、思っている以上に大事です。手入れがラクなものは清潔に長く使えるので、結局お得です。
⑤ 重さ:何台かの車で付け替えるかどうか
帰省先で実家の車に乗るときなどは、チャイルドシートも付け替えることになります。回転式やISOFIX式は10kgを超えるものも多く、ひとりで付け替えるのはかなり大変です。
よく付け替えるなら、軽いシートベルト式を選ぶか、帰省先ではレンタルを使うことも考えてみてください。
逆に、1台の車に付けっぱなしにするなら、重さより安全面や座り心地を優先して大丈夫です。
予算ごとの選び方:1万円台から6万円以上まで
チャイルドシートは1万円台から10万円を超えるものまであって、値段でも迷いますよね。予算ごとの特徴をまとめておきます。
1万円〜2万円台:シンプルなシートベルト式・固定式
安全基準には合っていますが、回転もしないしISOFIXもない、シンプルなつくりです。値段を抑えたいとき、短いあいだしか使わないとき、帰省用にもう1台ほしいときに向いています。
3万円〜5万円台:回転式またはISOFIX式の標準モデル
いちばんよく売れている値段です。ワンオペのママもこのあたりから選ぶ人が多くて、ほしい機能がひと通りそろっています。コンビ・アップリカ・ジョイーといった定番ブランドの売れ筋も、この値段に並んでいます。
6万円以上:機能が全部そろった高めのもの
ISOFIX、回転式、R129適合に、洗いやすさや通気性まで全部そろっています。長く快適に使いたい人や、下の子にも使うつもりで1台にお金をかけたい人向けです。
定番ブランドから選ぶおすすめモデル
選び方がわかっても、じゃあどのブランドを見ればいいの?と迷いますよね。長く選ばれている定番ブランドを2つ紹介します。
コンビ:日本の子どもの体に合わせたつくり
日本のブランドなので安心感があって、日本の車や体格に合わせたつくりなのがいいところです。新生児の頭と首をしっかり支えるつくりや、洗いやすいシートカバーなど、日本のママの声から生まれた工夫があちこちにあります。
新生児から長く使うつもりなら、候補に入れておきましょう。
アップリカ:回転式の使いやすさで人気
回転式の種類が多くて、毎日の送り迎えがラクになる工夫がいろいろあります。デザインもシンプルなので、車の中になじみやすいです。
よくある質問(FAQ)
チャイルドシートはいつから必要?
赤ちゃんを車に乗せる退院の日から必要です。6歳未満の子どもには法律で使うことが決められているので、出産前に新生児から使えるものを用意しておきましょう。
チャイルドシートの種類にはどんなタイプがある?
大きく「乳児用(ベビーシート)」「幼児用(チャイルドシート)」「学童用(ジュニアシート)」の3タイプがあります。複数の時期を1台で兼ねる「兼用型」もあります。
新生児〜1歳ごろまではベビーシート、1〜4歳ごろは幼児用、4〜6歳ごろは学童用が目安です。兼用型なら、このうちいくつかの時期を1台で使えます。
新生児からいつまで同じチャイルドシートを使える?
新生児専用のベビーシートは1歳前後までが目安です。買い替えを減らしたいなら、新生児から4〜7歳ごろまで使える兼用型を最初の1台にすると、全部でかかるお金を抑えやすいです。
抱っこ紐とチャイルドシート、どちらを先に準備すればいい?
退院の日に車で帰るなら、チャイルドシートが先です。抱っこ紐はふだんのお出かけや通院で使うものなので、出産準備のタイミングで両方そろえておくと安心です。
チャイルドシートの回転式は後悔する?
毎日乗せ降ろしする家なら、後悔しにくいです。後悔が出やすいのは、自分の車に付けられるかを確かめずに買ったときと、年に数回しか車に乗せない家です。乗せ降ろしが少ないなら、値段の安い固定式でも困りません。
まとめ:チャイルドシート選びで失敗しないために
チャイルドシートは「安全性・使いやすさ・何歳まで使えるか」の3つで考えると、自分に合うものが自然としぼれてきます。
・安全基準は最新の「R129」適合品を優先
・車がISOFIX対応なら迷わずISOFIX式
・ワンオペで毎日使うなら回転式がずっとラク
・全部でかかるお金を抑えるなら兼用型を1台
・自分の車に付けられるか、買う前に必ず確かめる
値札の金額だけでなく、「毎日ラクに使えるか」と「6歳までに全部でいくらかかるか」で考えると選びやすくなります。チャイルドシートは命を守るものですが、毎日の送り迎えで使う身近な道具でもあるんです。
安全基準と、自分の車に付けられるかどうか。この2つだけは値段で妥協しないのがおすすめです。
迷ったら、まずお店で実物を触ってみて、ディーラーやお店の人に付け方を見てもらうのがいちばん安心です。子どもの命にかかわるものなので、後悔のないように選んでくださいね。





