- ヒップシートに乗せると痛くなる理由
- 腰・お腹・肩、痛い場所ごとの見直し方
- 買い直すかどうかを決める「出番」の早見表
- 腰ベルトだけ・肩ベルト付き・バッグ型の違い
- 腰がすわる前の赤ちゃんを、短い時間だけ抱っこしたいとき
ヒップシートが痛いのは、腰だけで支える作りだから
ヒップシートが痛くなるのは、ママの体が弱いからではありません。腰ベルトだけのタイプは、子どもの重さが全部腰にかかる作りです。さらにベルトの位置や締め方がずれていると、乗せた瞬間から痛くなります。

わが家のヒップシートは、ジモティーで譲ってもらった中古です。肩ベルトはなく、座面の下に物を少し入れられるタイプでした。
下の子が生まれて一緒に出かけるようになると、上の子が赤ちゃん返りをして、道の途中で「抱っこ!」とせがむように。そこで、しまってあったヒップシートを出して、初めて使ってみたんです。
乗せてすぐ痛くなるときは、次のどれかに当てはまることが多いです。
- 腰ベルトがゆるく、座面が下を向いている
- 子どものおしりの位置が、ママのおへそより低い
- 体重が増えてきた2〜3歳の子を乗せている
上の子が抱っこをせがむときにどうするかは、上の子が「抱っこ星人」に戻ったときの記事も読んでみてください。
痛い場所ごとのベルトの見直し方

どこが痛いかで、直すところが変わります。
ヒップシートは、正しく付ければ背すじをまっすぐにしたまま抱っこできます。乗せた瞬間に痛いときは、ベルトの高さや締め方がずれて、子どもの重さが腰の一点にかかっていることがほとんど。痛い場所を確かめる前に、まず次の順番で付け直してみてください。
付け直す順番
- 腰ベルトを、ウエストから腰骨のあいだに巻く。子どものおしりがママのおへその高さに来る位置が目安
- ベルトをきつめに締める。ゆるいと、乗せたときに座面が下がってしまう
- 座面の先が少し上を向いているか見る。下を向いていたら、腰ベルトの後ろ側を引き下げるか、巻き直す
- 子どもを乗せたら、片手を背中に添える
座面が下を向いていると、子どもの重さを支えようとして、腰に負担がかかりやすくなります。3つ目の座面の向きの確認が、いちばん見落としやすいところです。鏡の前に立って、横から一度見てみてください。
3つを確かめても腰や骨盤に重さが集中するなら、ベルトの位置を少しずつ変えてみます。楽な位置は体型によって違うので、「おへその高さ」はあくまで出発点です。
| 痛い場所 | 見直すところ |
|---|---|
| 腰・骨盤 | 子どものおしりがおへその高さに来るよう、ベルトの高さを合わせる きつめに締めて、座面の先を少し上向きに |
| お腹 | ウエスト〜腰骨のあいだで、ベルトの高さを少しずつ変えて楽な位置を探す 長い時間乗せっぱなしにしない |
| 肩 | いつも同じ側に乗せていないか見直し、ときどき左右を替える 肩ベルト付きなら、左右の長さをそろえる |
(参考:ベビーアンドミー「ヒップシートキャリアは腰が痛くなるの?」)
付け方を直したら、使い方も少し変えてみましょう。
- 乗せっぱなしにせず、こまめに下ろして休む
- いつも同じ側に乗せず、ときどき左右を替える
- 体重が増えてきた子は、乗せる時間を短く区切る
乗せたまま前かがみになると、子どもがすり抜けて落ちることがあります。靴や荷物を拾うときは、片手で背中を支えて、ひざを曲げてしゃがむようにしてください。
(参考:国民生活センター「抱っこひもからの子どもの落下に注意!」/製品安全協会)
見直しても乗せた瞬間に痛いなら、がまんして使い続けなくて大丈夫です。産後の腰や骨盤には、ただでさえ負担がかかっています。痛みが続くときは、整形外科で相談してみてください。
買い直す前に、「出番」を数えてみる
付け方を直しても合わないとき、すぐに次の1台を探したくなりますよね。その前に、何に・週に何回・どのくらいの時間使うかを書き出してみてください。使う回数が少なくて時間も短いなら、今ある抱っこ紐で間に合うことも多いです。
| こんな出番なら | 考え方 |
|---|---|
| 1回数分で、週に数回だけ | 今ある抱っこ紐で間に合わないか、先に試す |
| 長い抱っこがほぼ毎日ある | 試着して、体に合うものを選ぶ |
| 上の子が「抱っこ」とせがむ日だけ | そのうち言わなくなることもある。少し様子を見る |
| 赤ちゃんの腰がすわる前に使いたい | 腰ベルトだけのタイプは使えない。抱っこ紐か、対象月齢に合う肩ベルト付きを |
買い直すなら、痛い場所で選ぶ
腰が痛かった人は、腰と肩の両方で支える、肩ベルト付きが候補です。肩こりがひどい人は、肩に重さがかからない腰ベルトだけのタイプが向いています。
| タイプ | 向いている人 |
|---|---|
| 腰ベルトだけ | 肩こりがつらい 乗せたり下ろしたりが多い、短い抱っこ |
| 肩ベルト付き(抱っこ紐一体型) | 腰だけだと痛かった 長めの抱っこもある |
| バッグ型 | 乗せる時間がごく短い 荷物を減らして持ち歩きたい |
(参考:ベビーアンドミー「意外と知らない!?ヒップシートの種類と選び方」)
肩ベルト付きは、重さが腰と肩に分かれるぶん、本体が大きめ。着けるのにも少し時間がかかります。サッと乗せてサッと下ろしたい人には、向かないかもしれません。
バッグ型は、普段はバッグとして持ち歩き、抱っこのときだけ座面として使うものです。軽くて持ち歩きやすいのですが、支える部分は小さめです。長い時間の抱っこや、腰がつらい人には向いていません。
使うのが「上の子が歩き疲れたときの数分だけ」なら、バッグ型で十分なこともあります。
使える月齢と体重は、どのタイプでも製品ごとにばらばら。買う前に、説明書の対象月齢と体重を見ておくと安心です。
腰がすわる前の赤ちゃんに、ヒップシートは使える?

腰ベルトだけのヒップシートが使えるのは、赤ちゃんの腰がすわってからです。目安は、赤ちゃんが一人で座った姿勢を安定して保てることです。
肩ベルトや背当てが付いたタイプには、もっと早い月齢から使えるものもあります。ただ、条件は製品ごとに違うので、必ず説明書の対象月齢を見てください。
(参考:Hugoo公式「ヒップシートはいつから何歳まで?」)
上の子の送り迎えや、車から降りてお店に入るときなど、短い時間だけ下の子を抱っこしたい場面は多いですよね。
腰がすわる前なら、ヒップシートを新しく買わなくても、今ある抱っこ紐で代わりになることがあります。抱っこ紐の選び方と安全な付け方は、抱っこ紐の選び方にまとめています。
よくある質問
中古のヒップシートでも大丈夫?
状態がよければ使えます。受け取ったら、次のところを見ておきましょう。バックルにひびや欠けがないか、ベルトにほつれがないか、面ファスナーがしっかりくっつくか。説明書がない場合は、メーカー名と商品名から、対象月齢と体重を調べておくと安心です。
試着はできる?
ベビー用品店の中には、ヒップシートや抱っこ紐を試せる店舗があります。できれば子どもと一緒に行って、実際に乗せてみてください。腰ベルトの高さを変えても痛いかどうかまで確かめておくと、買ってから「合わなかった」となりにくくなります。
何歳まで使える?
製品によって違いますが、体重15〜20kg、3〜4歳くらいまでを目安にしているものが多いです。上の子に使うなら、今の体重が対象の範囲に入っているかを先に見てください。
(参考:ベビーアンドミー「意外と知らない!?ヒップシートの種類と選び方」)
まとめ
ヒップシートが痛いときは、腰ベルトの高さと締め方をまず見直します。子どものおしりがおへその位置、座面の先が少し上向きが目安です。
見直しても合わないなら、何に・週に何回・どのくらいの時間使うかを数えてから、買うかどうかを決めます。使う回数が少なくて時間も短いなら、今ある抱っこ紐で間に合うこともあります。
腰がすわる前の赤ちゃんには、腰ベルトだけのタイプは使えません。保育園の送迎や、買い物で車から降りるときのような短い時間の抱っこなら、今ある抱っこ紐やベビーカーでできる方法から試してみてください。
全部いっぺんに決めなくて大丈夫です。まずは今日、手元のヒップシートを着けて、ベルトの高さと締め方を見直してみてください。
この記事で紹介したもの
合わせて読みたい
抱っこ紐、卒業はいつ?体のサインと寂しさとの向き合い方この記事を読む →
ベビーカーに乗らない2歳。抱っこも拒否で外出が進まないときこの記事を読む →
子連れの買い物がしんどい…疲れずに乗り切る工夫とラクにする方法この記事を読む →