搾乳機は必要?いらない人・あると楽な人
搾乳機は、全員に必要なものではありません。直接の授乳が順調で、赤ちゃんを預ける予定もなければ、なくても困らないことが多いです。
いっぽうで、胸が張って痛いとき、搾った母乳を家族に飲ませてもらいたいとき、上の子のお世話をしながら搾乳したいときは、あると楽になります。どんな場面で使うことが多いか、もう少し具体的に見ておきましょう。
「母乳が出るなら直接授乳すればいいのでは?」と思うかもしれません。でも搾乳機が必要になる場面は、育児をしていると意外と多く出てきます。
よくある使用シーン:
- 胸が張って痛いとき(乳房うっ滞・乳腺炎を防ぐため)
- パパやおじいちゃんおばあちゃんにも授乳をお願いしたいとき
- 職場復帰後、日中に搾乳が必要なとき
- 体調不良で薬を飲む必要があり、一時的に直接授乳を休むとき
- 赤ちゃんがうまく吸えず、搾って哺乳瓶で飲ませているとき
- 母乳量を増やしたいとき
このように、搾乳機は「完全母乳育児のお守りアイテム」でもあり、「混合育児のサポートツール」でもあります。産後すぐに必要になるケースも多いので、出産前に準備しておくのが安心です。
わが家の場合、下の子のときは産んだ直後に胸がカチカチに張り、産院で搾乳機を使わせてもらって便利さを知りました。ただ、助産師さんに搾乳機なしでも上手く授乳するやり方を教わったので、買わずに済んでいます。
母乳量が足りているか気になって搾乳を考えている場合は、母乳が足りているか不安なときに見てほしい5つのサインで今の状態を確かめてください。判断はそれからでも遅くありません。
手動搾乳機と電動搾乳機、どちらが合っている?
搾乳機には大きく分けて「手動タイプ」と「電動タイプ」があります。
手動タイプはレバーを手で動かして搾乳します。コンパクトで静音、価格も手ごろ(3,000〜8,000円台)。ただし、搾乳に時間と体力が必要で、頻繁に使うと手が疲れてきます。胸が張ったときだけちょこっと使いたい、という方向きです。
電動タイプは機械が自動で吸引してくれます。搾乳時間が短く、手を使わないぶん体への負担が少ない。その代わり価格は10,000〜40,000円台とやや高め。搾乳頻度が高い方や職場復帰を考えている方には断然こちらがおすすめです。
電動搾乳機の種類:片手・両手・ハンズフリーの違い
電動搾乳機にも大きく3種類あります。それぞれの特徴を整理しておきましょう。
片手(シングルポンプ)タイプ
一方の胸だけを搾乳するタイプ。価格が両手タイプより抑えられ、コンパクトで持ち運びもしやすいです。搾乳頻度が少ない方や補足的に使いたい方向き。ただし1回あたりの搾乳時間は両手タイプより長くなる傾向があります。
両手(ダブルポンプ)タイプ
両方の胸を同時に搾乳できるタイプ。搾乳時間が半分になるため、頻繁に使う方や職場復帰を見据えている方に向いています。1回の搾乳量も増えやすいと言われていて、母乳育児を長く続けたい方にも選ばれています。価格は20,000〜40,000円台のものが多め。
ハンズフリータイプ
ブラジャーの中に装着できる小型ポンプで、装着したまま他の作業ができます。赤ちゃんのお世話をしながら、料理や家事をしながら搾乳できる点が大きなメリットです。ワンオペ育児中のママにとっては特に力強い味方になります。
職場復帰後にトイレや個室で搾乳する場合も、ハンズフリータイプなら周囲に音が漏れにくく、搾乳しながら手元を自由に使えるのが便利です。
電動搾乳機を選ぶときの5つのポイント
1. 搾乳する回数を正直に数える
「たまに使うかも」程度なら手動や片手電動で十分。職場復帰後に1日2〜3回搾乳する予定があるなら、両手タイプかハンズフリータイプが活躍します。自分の授乳スタイルの見通しを立てておくと選びやすくなります。
2. 授乳スタイルと生活リズムで選ぶ
完全母乳育児で胸の張り管理がメインなら手動や片手電動で足りる場合も。混合育児で哺乳瓶授乳も取り入れているなら、搾乳量を安定させやすい両手タイプが向いています。哺乳瓶の選び方については哺乳瓶・乳首の選び方ガイドも参考にしてみてください。
3. 吸引力の調整幅を確認する
搾乳が痛いと感じる場合、吸引力の調整幅が狭い機種では不満が出やすいです。特に産後すぐや乳首が敏感な時期は、細かく調整できるものを選ぶのが安心。調整段階が多いほど自分に合う設定を見つけやすくなります。
4. 消毒のしやすさをチェック
搾乳機のパーツは毎回の洗浄・消毒が必要です。パーツ数が少ないほど手入れが楽。食洗機対応のものや、煮沸・電子レンジ消毒に対応しているものを選ぶと、日々の手間が大幅に減ります。
5. 持ち運び需要があるか
職場や外出先で使う予定があるなら、本体の重さとバッグへの収まりやすさも大切です。充電式(コードレス)タイプはバッグに入れてそのまま持ち運べるので重宝します。コンセント専用タイプは家での使用に向いています。
人気ブランド3つの特徴まとめ
ピジョン(Pigeon)
日本メーカーならではの「日本人の胸に合わせた設計」が特徴。パーツが少なくて洗いやすく、操作がわかりやすいシンプルな設計です。電動タイプは比較的リーズナブルで、初めての搾乳機に選ぶ方も多い信頼のブランドです。
メデラ(Medela)
スイスの医療機関でも採用される世界的なブランド。搾乳量を最大化する研究に基づいた「2相式搾乳テクノロジー(2-Phase Expression)」が特徴で、搾乳効率の高さに定評があります。
価格は高めですが長く使う方や母乳量を増やしたい方に人気です。ハンズフリーモデルは職場復帰ママに根強いファンがいます。
フィリップスアベント(Philips Avent)
シンプルな設計で使いやすく、パーツの洗浄がしやすいのが魅力。手動タイプのコンパクトさと電動タイプの使いやすさのバランスが取れており、コスパ重視で選ぶ方にも人気があります。
こんなスタイルのママにはこれがおすすめ
搾乳頻度が低く、お守り用として持っておきたい → 手動タイプか片手電動
完全母乳育児でしっかり搾乳したい → 両手電動タイプ(ピジョン・メデラ)
職場復帰後も授乳を続けたい → ハンズフリー両手電動タイプ
ワンオペで上の子のお世話をしながら搾乳したい → ハンズフリータイプ一択
予算を抑えて最低限使えるものがほしい → 手動または片手電動(ピジョン・フィリップスアベント)
よくある質問(FAQ)
搾乳機は必要?
全員に必要なものではありません。母乳を直接あげられていて、預ける予定もない人は、買わずに済むこともあります。胸が張って痛いときや、職場復帰後に搾った母乳を預けたいときは、あると楽になります。
搾乳機は手動と電動どっち?
胸が張ったときだけ使うなら、値段が手ごろな手動タイプで十分。職場復帰後に1日2〜3回搾るなど、搾乳の回数が多いなら電動タイプが向いています。手動で何度も搾ると手が疲れるので、回数が多くなりそうなら最初から電動を選ぶと買い直しを防げます。
搾乳機は出産前に買うべき?
産後すぐに胸が張って、使いたくなることもあります。産院で搾乳機を使わせてもらえることもあるので、試してから選ぶ方法もあり。搾乳する予定がはっきりしているなら、出産前に用意しておくと安心です。
まとめ:後悔しない搾乳機選びのために
搾乳機選びで一番大切なのは「自分がどんな授乳スタイルで、どれくらい使うか」を事前に想像しておくことです。出産前に迷ったら、月齢が近い先輩ママに体験談を聞いてみるのも参考になります。
産後の育児は、道具でカバーできるストレスは道具に任せて、その分のエネルギーを赤ちゃんとの時間に使っていきたいですよね。自分に合う搾乳機が見つかることを願っています。
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