- 3歳の上の子が赤ちゃんに乗る・叩く理由
- すぐ止めたい危ない行動の見分け方
- 見つけたときの止め方3ステップ
- 家事で目を離すとき、赤ちゃんをどこに寝かせるか
- やさしく触れるようになる毎日の関わり方
上の子が赤ちゃんに乗る・叩くのは、どうして?
3歳の上の子が赤ちゃんに乗ったり叩いたりするのは、意地悪をしたいからではありません。かまってほしい気持ちと、力加減がまだ分からないことが重なっている場合がほとんどです。
よくある理由は、次の3つです。
- ママをとられた気がして、こっちを見てほしい
- 力の入れ方が分からず、なでたつもりが強くなる
- ママのお世話をまねして、トントンやなでるのが強くなる
わが家の上の子も、プレイマットで下の子と並んで寝ころび、おもちゃを揺らしてあげたり、私のまねをして頭や体をなでたりします。かわいがりたい気持ちはちゃんとあるんですよね。
その同じ手で、顔をおおったり、上に乗ったりもします。3歳の子の中では「かわいい」と「かまってほしい」が一緒になっていて、本人も区別がついていないのかもしれません。
叩く・かみつく理由を年齢ごとに知りたいときは、子どもが叩く・かみつくときの対処法も読んでみてください。
本当に危ないのは、顔をおおう・上に乗る・口に物を入れること
上の子のすることで、すぐに止めたいのは、赤ちゃんが息をしにくくなること。叩く・つねるももちろん止めますが、特に気をつけて見ておきたいのは次の3つです。
当てはまるものはありますか?
- 赤ちゃんの顔を、手やタオル、ぬいぐるみでおおう
- 赤ちゃんのおなかや胸の上に、乗ったり座ったりする
- 自分のおもちゃやお菓子を、赤ちゃんの口元に持っていく
1つ目は、顔をおおうことです。日本小児科学会のこどもの救急(窒息)では、赤ちゃんは口や鼻をおおったものを自分で取れないと説明されています。
(参考:こどもの救急(窒息))
2つ目は、上に乗ること。3歳の子が胸やおなかに乗ると、赤ちゃんは自分の力では押し返せません。わが家でも、上の子が下の子に馬乗りになっていたことがあります。
3つ目は、口に物を入れること。愛知県のはぐみんNetには、生まれて間もない赤ちゃんに起こりやすい事故として、上の子が物を食べさせてしまうことが載っています。
消費者庁の誤飲事故の注意喚起によると、子どもの口の大きさは直径約4cm。これより小さいものは口に入ってしまいます。
口に入る大きさ
直径約4cm
上の子のおもちゃには、赤ちゃんの口に入る大きさの部品がたくさんあるんですよね。こども家庭庁の窒息・誤飲事故の案内にも、上のきょうだいのおもちゃについて書かれています。
小さな部品がついていることがあるので、赤ちゃんの手の届かない所に片づけるように、という内容です。
(参考:窒息・誤飲事故の案内)
顔をおおう、上に乗る、口に物を持っていく。この3つを見つけたら、何をしていても先に止めると決めておくのがおすすめです。
見つけたときは、3ステップで止める
とっさに大きな声が出るのは、赤ちゃんを守ろうとしたからです。
わが家の場合は、考えるより先に大きな声が出て、体が動いていました。少し落ち着いていられるときは、次の順番で止めてみてください。
いちばん大事なのはSTEP1です。STEP2と3は、赤ちゃんが無事なのを確かめてからで間に合います。うまく言葉をかけられなかった日も、赤ちゃんを離せていれば十分ですよ。
目を離すときは、赤ちゃんをベビーベッドへ
ワンオペで2人を見ているなら、ママがすぐ手を伸ばせないときは、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせるのがいちばん確実です。3歳の子に「乗らないでね」と言い聞かせても、ママが見ていない数分のあいだまで守るのは、まだ難しいからです。
わが家では、料理やトイレで部屋を離れるときは、下の子はベビーベッドに寝かせて、上の子はリビングで遊ばせています。ベビーベッドの中では、何も持たせていません。
気をつけたいのは、部屋を離れるときだけではありません。わが家では、私がソファに座り、下の子がプレイマットで遊んでいるときにも、上の子が顔をおおったり、乗ったりしたことがありました。同じ部屋にいても、立ち上がって数歩かかる距離なら、間に合わないことがあります。
目を離す場面ごとに、赤ちゃんをどこにいさせるか決めておくと迷いません。
| こんなとき | 赤ちゃんはどこに |
|---|---|
| 料理・トイレ | ベビーベッド |
| ママがソファで休むとき | ベビーベッド |
| 保育園から帰った夕方 | ベビーベッド |
| 2人でプレイマットで遊ぶとき | プレイマット(ママがすぐ近くで見ているときだけ) |
お迎えのあとの夕方は、上の子も疲れていて、かまってほしい気持ちが強くなる時間です。わが家では、この時間はプレイマットで遊ばせるのも危ないので、下の子はベビーベッドで過ごすことが多いです。
でも、ベビーベッドに寝かせるのは、赤ちゃんを守るため。ベッドの中でもできる話しかけや足を使った遊びは、生後4か月の遊び方の記事にまとめています。
ベビーベッドがまだない家なら、ひとつ用意しておくと、家事のたびに迷わずにすみますよ。床板の高さを変えられて、キャスターを止められるものが安心です。
床板をいちばん低い位置にしておくと、上の子が柵の上から手を伸ばしても、赤ちゃんまで届きにくくなります。キャスターも止めておけば、上の子が押しても動きにくい。
3歳になると柵に足をかけて登ろうとすることもあるので、柵はいちばん上まで上げて、ベッドの横に踏み台になる物を置かないようにしておきます。
やさしく触れるようになる、毎日の関わり方
止めるだけでなく、やさしくできたときに、その場で言葉にして返すことも大切です。「こうすると喜ばれる」が分かると、上の子も少しずつ自分からそっと触るようになっていきます。
わが家では、下の子のおむつ替えのとき、上の子が一緒に来て、おむつとおしりふきを用意してくれるんです。終わったら、毎回「ありがとう」と伝えています。赤ちゃんのお世話の中に、上の子の出番を作ってあげたいですね。
上の子がプレイマットで下の子と遊んでくれているときは、笑顔で「楽しそうだね、仲良しだね」と言っています。
お手伝いのほかに、上の子が「ママは私のことも見てくれている」と感じられる時間も、少しだけ作ってみてください。
- 下の子がベビーベッドで眠っている間に、上の子と絵本を1冊読む
- 保育園の帰り道に、上の子の話をゆっくり聞く
- 寝る前に、その日やさしくできたことを「おむつを持ってきてくれて、うれしかったよ」のように伝える
どれも、長い時間でなくて大丈夫です。
よくある質問
大きな声で叱ってしまいました。上の子を傷つけてしまった?
赤ちゃんの命に関わる場面で大きな声が出るのは、自然なことです。わが家でも、とっさに大声が出て、上の子はびっくりしていました。落ち着いてから、ぎゅっと抱きしめて「さっきは大きな声でびっくりしたね」と伝えれば大丈夫です。
いつまで続く?
何歳でおさまるかは、子どもによってさまざま。言葉で気持ちを伝えられるようになるにつれて、手が出る回数は少しずつ減っていくことが多いです。ずっと続いて気になるときは、保育園の先生や、自治体の子育て相談で聞いてみると安心です。
ママが見ていないところでも叩いているみたい…どうしたらいい?
見ていないところで起きるなら、2人を同じ場所に残さないのがいちばん確実です。ママが部屋を離れるときは、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせてから離れてください。上の子を叱る回数も、それだけで減っていきます。
上の子に「赤ちゃんに近づかないで」と言ったほうがいい?
近づくこと自体は、止めなくて大丈夫。ママがすぐ隣にいるときは、手にそっと触れる、おもちゃを揺らすなど、上の子にしてほしいことを伝えて一緒に遊ぶのがおすすめです。
まとめ
上の子が赤ちゃんを叩く・乗るのは、かまってほしい気持ちと、力加減が分からないことが重なるから。なかでも顔をおおう・上に乗る・口に物を入れるの3つは、見つけたらすぐに止めたい行動です。
見つけたときは、赤ちゃんを離す、気持ちを言葉にする、やさしい触り方を見せる、の順番で止めます。ママが手を伸ばせないときは、赤ちゃんをベビーベッドに。これだけでも、ヒヤッとする場面はぐっと減ります。
全部やらなくて大丈夫です。まずは今日、台所に立つ前に、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせてみてください。
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