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子育てが、ちょっとらくになるノート
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子どもの自己肯定感を育てる声かけのコツ

(2026年10月7日更新)
約8分で読めます
子どもの自己肯定感を育てる声かけのコツ

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれています。

  • ほめているつもりなのに、手応えがない
  • 叱ったあとで、どっと自己嫌悪におそわれる
  • この声かけで合っているのか分からない

毎日「すごいね」と声をかけているのに、これで合っているのか自信が持てない。叱ったあとに自分を責める日が続くと、声をかけること自体がしんどくなるかもしれません。

自己肯定感は、特別な教材ではなく、毎日の声かけの積み重ねで少しずつ育っていきます。いつもほめなければいけない、というわけではありません。

この記事では、結果より取り組みをほめる言い方や、「〜しないで」を言い換える言葉など、ワンオペの毎日でも続けやすい声かけを紹介します。

もくじ (タップで開く)
  1. 自己肯定感ってそもそもなに?
  2. 自己肯定感が育ちにくい声かけパターン3つ
  3. ① 他の子と比べる
  4. ② 「〜しないで」という否定形
  5. ③ 結果だけをほめる
  6. 自己肯定感を育てる4つの声かけのコツ
  7. コツ① プロセスや努力をほめる
  8. コツ② 否定形を肯定形に変換する
  9. コツ③ 「ありがとう」を意識して伝える
  10. コツ④ 失敗を受け止める言葉をストックしておく
  11. 年齢別・声かけのちょっとしたコツ
  12. 0〜1歳:表情とトーンが言葉以上に伝わる
  13. 1〜2歳:短く・具体的に・1テーマで
  14. 2〜3歳:気持ちを言語化してあげる
  15. 毎日続けやすい、3つの小さな声かけ習慣
  16. 朝いちばんに目を見て「おはよう」
  17. 寝る前の「今日のありがとう」
  18. 失敗したときの第一声を「大丈夫」に統一
  19. 絵本もそっと自己肯定感を育ててくれる
  20. 親自身の自己肯定感もちゃんと大事にする
  21. まとめ:完璧じゃなくていい、毎日のひとことが土台になる

自己肯定感ってそもそもなに?

自己肯定感とは、ひとことで言うと「自分には価値がある」と感じられる感覚のこと。「できる自分」だけでなく、「できない自分」「失敗した自分」も含めて、丸ごと自分を受け入れられる土台のような感覚です。

特に0〜3歳のあいだは、この土台がぐんぐん作られていく時期。家庭でどんな言葉をかけられてきたかが、その後の自己イメージに大きく影響すると言われています。

ただ、ここで誤解しないでほしいのは「いつもほめなきゃいけない」ということではないんです。むしろ、ほめ続けるよりも大切なポイントがいくつかあります。

自己肯定感が育ちにくい声かけパターン3つ

知らず知らずのうちにやってしまいがちな声かけを、まず確認しておきましょう。私もどれも「やってる…」と耳が痛くなるものばかりでした。

① 他の子と比べる

「お友だちはもうできてるよ」「お兄ちゃんのときはこんなことなかったのに」——こうした比較の言葉は、子どもに「自分はそのままじゃダメなんだ」というメッセージを伝えてしまいます。

きょうだい間の比較は特に注意が必要で、無意識のうちに何度も使ってしまうと、子どもは「自分は劣っている」と感じやすくなります。

② 「〜しないで」という否定形

「走らないで」「こぼさないで」「うるさくしないで」。1日のうち何回これを言っているか数えてみると、けっこうな数になりませんか?

否定形ばかりの声かけが続くと、子どもは「自分は注意されてばかり=ダメな子」と受け取りがちです。加えて、子どもの脳は否定形の処理が苦手で、「走らないで」と言われると「走る」のイメージが先に浮かんでしまうことも多いんです。

③ 結果だけをほめる

「100点取れてすごい!」「全部食べられてえらい!」のような結果偏重のほめ方は、一見ポジティブに見えて落とし穴があります。

これを繰り返していると、子どもは「結果が出せない自分には価値がない」と感じるようになり、失敗を恐れて新しいことに挑戦できなくなることがあります。

自己肯定感を育てる4つの声かけのコツ

ではどんな声かけを意識すればいいか、具体的に見ていきますね。完璧にやろうとしなくて大丈夫です。1日に1回でも意識できたら花丸、くらいの気持ちで読んでみてください。

コツ① プロセスや努力をほめる

結果ではなく、その子が「どう取り組んだか」「どんな気持ちで挑戦したか」に注目してほめます。

  • ❌「絵が上手だね」 → ⭕「集中して描いてたね」「青をたくさん使ったんだね」
  • ❌「ごはん全部食べてえらい」 → ⭕「苦手なお野菜、ひとくち食べてみたんだね」
  • ❌「お片づけえらい」 → ⭕「自分でおもちゃ箱まで運べたね」

ポイントは「具体的に見たことを言葉にする」こと。これなら結果が出なかった日でもかけられる言葉になります。

コツ② 否定形を肯定形に変換する

「〜しないで」を「〜しよう」に置き換えるクセをつけると、声かけの空気がぐっと変わります。

  • ❌「走らないで」 → ⭕「ここは歩こうね」
  • ❌「大きい声出さないで」 → ⭕「お部屋の中の声でお話ししようね」
  • ❌「こぼさないで」 → ⭕「両手で持つと安定するよ」

最初は意識しないとなかなか出てこないんですが、口グセになってくると自分自身の気持ちもおだやかになる効果があります。

コツ③ 「ありがとう」を意識して伝える

「すごい」「えらい」よりも、子どもの心に残るのは実は「ありがとう」だと言われます。

ティッシュを取ってくれた、靴を揃えてくれた、下の子におもちゃを貸してくれた。そんな小さな「お手伝い」に「ありがとう、助かったよ」と伝えると、子どもは「自分は誰かの役に立てる存在なんだ」と感じます。

「ありがとう」は結果に左右されないので、毎日かけやすい言葉でもあります。

コツ④ 失敗を受け止める言葉をストックしておく

転んだとき、コップを倒したとき、お友だちとケンカして帰ってきたとき。失敗の瞬間こそ、自己肯定感が育つ大事な場面です。

  • 「悲しかったね」「びっくりしたね」と気持ちを言葉にしてあげる
  • 「次はどうしたらいいか、一緒に考えてみよう」と一歩先を一緒に見る
  • 「お母さんも昔そういうことあったよ」と仲間意識を伝える

「ダメじゃない!」「だから言ったでしょ!」と反射的に出そうな言葉を、一拍おさえてみてください。それだけで、子どもは「失敗しても大丈夫な場所」を家庭に感じてくれます。

イヤイヤ期に入ると、こうした失敗や癇癪の場面がぐんと増えますよね。ワンオペでイヤイヤ期と向き合う日々の対応は、妊娠中ワンオペでイヤイヤ期を乗り越える実践テクでも詳しく書きました。合わせて読んでみてください。

声かけ全般について、もっと体系的に学びたいときもありますよね。「子どもの自己肯定感の育て方」をテーマにした書籍を手元に1冊置いておくと、迷ったときに開ける心強い味方になります。

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年齢別・声かけのちょっとしたコツ

子どもの理解度に合わせて、声かけのスタイルも少しずつ調整するとより伝わりやすくなります。

0〜1歳:表情とトーンが言葉以上に伝わる

この時期はまだ言葉の意味より、ママの表情・声のトーン・スキンシップが情報のすべて。「いいこねぇ」と笑顔でゆっくり話しかけるだけで、十分自己肯定感の土台になります。

「あなたがそこにいるだけでうれしい」という空気を伝えるイメージで、目を見て笑いかけることを意識してみてください。

1〜2歳:短く・具体的に・1テーマで

言葉が増えてくる時期ですが、長い説明はまだ理解しきれません。

  • 「お野菜食べたね、すごい」のように一文で
  • 動作とセットで言葉をかける
  • 「〇〇できたね」のシンプルな構文

完璧な説明より、短くて温かい言葉が何度も飛び交う方が伝わります。

2〜3歳:気持ちを言語化してあげる

自己主張が強くなる時期。子どもの気持ちを大人が代弁してあげることで、「自分の気持ちはわかってもらえる」という安心感が育ちます。

  • 「順番待つの、ヤだったんだね」
  • 「これ、自分でやりたかったんだね」
  • 「眠くて、悲しい気持ちになっちゃったね」

否定や説得はあと回し。まず気持ちを認める一言を最初におくのがコツです。

毎日続けやすい、3つの小さな声かけ習慣

理屈はわかっていても、毎日忙しいと意識し続けるのって大変ですよね。私自身は、娘が何かできたときに「すごいね!」「やったじゃん!」と声をかけるようにしています。ここでは、毎日に取り入れやすい習慣を3つ紹介します。

朝いちばんに目を見て「おはよう」

寝起きで機嫌が悪くても、できるだけしゃがんで目線を合わせて「おはよう、よく眠れた?」と声をかけてみてください。「今日も大事に思ってるよ」というサインを、朝の最初に伝える感じです。

寝る前の「今日のありがとう」

寝かしつけのときに、その日のうれしかったことや「ありがとう」を1つだけ伝える習慣です。「今日、お風呂で頭洗えたねぇ」「お皿運んでくれてありがとうね」のような小さなことで十分。

失敗したときの第一声を「大丈夫」に統一

コップを倒した、おもらしをした、迷子になりかけた…。失敗の瞬間、つい「あー!」「もう!」と出てしまいがちですよね。ここをぐっとこらえて、「大丈夫だよ」を第一声にすると先に決めておくのがおすすめです。

子どもは大人の最初のリアクションをよく見ています。「失敗してもまず受け止めてもらえる」という体験を、家庭の中で重ねてあげたいなと思っています。

絵本もそっと自己肯定感を育ててくれる

声かけと一緒におすすめなのが、絵本の読み聞かせです。「あなたは大切」「そのままで愛されている」というテーマの絵本を寝る前に1冊読むだけでも、子どもの心にじんわり染みていきます。

定番なのは『あなたがだいすき』(鈴木まもる作)のような、親の愛情をストレートに伝える絵本。読みながら自分自身も泣きそうになるくらい、シンプルだけど染みる一冊です。

『あなたがだいすき』(鈴木まもる 作)

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絵本選びについては0〜3歳の絵本の選び方で月齢別のおすすめもまとめているので、迷ったらのぞいてみてください。

親自身の自己肯定感もちゃんと大事にする

最後にお伝えしたいのが、親自身の自己肯定感もちゃんと大事にすることです。

子どもへの声かけを意識しすぎて「今日もうまくできなかった」「また怒っちゃった」と自分を責めてしまうと、家全体の空気がしぼんでしまいます。子どもにかけたい言葉は、自分にも同じだけかけてあげてOKなんです。

まとめ:完璧じゃなくていい、毎日のひとことが土台になる

自己肯定感を育てる声かけといっても、特別な技術はいりません。

  • 結果ではなくプロセスをほめる
  • 「〜しないで」を「〜しよう」に変える
  • 「ありがとう」を意識して伝える
  • 失敗の瞬間に「大丈夫」を第一声にする

このうちひとつでも今日意識できたら、もう十分すぎる花丸です。完璧な声かけより、不完全でも温度のある声かけのほうが、ずっと子どもの心に届きます。

ワンオペで余裕がない日も多いですよね。怒ってしまった日は「明日また気づいたところからやり直そう」でOK。声かけの積み重ねは、必ず子どもの中に静かに育っていきます。

私自身も、上の子と、もうすぐ生まれてくる下の子に、毎日の小さなひとことを大切にしていきたいなと思っています。あなたとお子さんにも、おだやかで温かい時間が増えますように。

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