この記事でわかること
- 後追いが始まる月齢とピーク、落ち着くころ
- 離れると泣いてしまう3つの理由
- キッチン・トイレ・洗濯など場面ごとの回し方
- 上の子もいる日の回し方
- おんぶで家事をしてよい範囲と、やめておく作業
- この時期に手放していい家事の考え方
- 1歳・2歳になっても続く後追いと家事
後追いは育て方のせいではない

後追いは、ママの姿が見えなくなっても「どこかにいる」と頭の中に思い浮かべられるようになった証拠です。甘やかしすぎでも、抱き癖でもありません。
始まるのは生後7か月ごろから。ピークは9〜11か月ごろで、1歳を過ぎると波がありながら少しずつ落ち着き、多くの場合は2歳前後で自然に薄れていくもの。月齢ごとの様子は人見知り・後追いはいつから?いつまで?にくわしくまとめています。
後追いのピーク
9〜11か月
落ち着いてくるのは
2歳前後
(参考:浜松市 ぴっぴ「激しい“後追い”はいつまで続く?」/ベネッセ教育情報(小児科医 監修))
離れると泣いてしまう3つの理由
泣いてしまうのは、成長しているからこそ。理由は大きく3つです。
姿が見えないと不安
「見えなくてもいる」は分かっても、「すぐ戻ってくる」とまでは思えないので、壁1枚でも泣いてしまいます。
自分で追いかけられる
ハイハイで追いつけるようになり、追いかけてはほっとする毎日です。
ママの焦りが伝わる
急いで立ち上がる気配で、先に泣かれることも。焦っている日ほど泣かれるのは、気のせいではありません。
泣いたら抱き上げて大丈夫です。応じてもらえた経験が積み重なるほど、離れても待てる時間が延びていきます。
場面別の家事の回し方
後追い中の家事は「まとめて片づける」から「細切れで少しずつ」に切り替えると、なんとか回るようになります。場面ごとに見ていきます。
| 場面 | 乗り切り方 |
|---|---|
| 料理・洗い物 | ベビーサークルかベビーゲートで台所の外に安全な居場所を作り、ママの姿が見えるところで作業する |
| トイレ | ドアを開けたまま入る。目が合う位置に座らせておくと、泣かずに待てる時間が延びる |
| 洗濯物たたみ | 床に座って、ひざの横に子どもを座らせる。タオルを1枚渡すと、それで遊んで待っていてくれる |
| 洗濯物干し | おんぶのまま干す |
| 掃除機 | 音を怖がる子が多い時期。子どもが寝てからかけるか、フロアワイパーに替える |
洗濯物干しのように両手を使いたい家事は、おんぶ紐かおんぶ対応の抱っこ紐があると手間が減りますよ。
台所は、閉め出すより、ママが見える場所で過ごさせるほうが泣きにくくなります。柵の向こうで泣いていても、ママの姿が見えていれば、泣きやむのも早くなります。サークルを置く場所や広さで迷ったときは、ベビーサークルの選び方もあわせて読んでみてください。
上の娘の後追い期、私は料理中にキッチンの入り口にベビーゲートを付けていました。コンロの前までは来ませんでしたが、ゲートの前までは追いかけてきていました。
離れるときは、この3ステップで
同じ「離れる」でも、やり方しだいで泣くまでの時間は変わります。次の順番で試してみてください。
話しかけながらなら、数分は待っていられる子も多いもの。その数分で食器を洗って、次の数分で拭く。こんなふうに細切れにすると、家事が進めやすくなります。
上の子もいる日は

上の子がいる日は、後追いで泣く下の子と、遊んでほしい上の子の両方から呼ばれることも。わが家では、きょうだい2人だけにしておくのが心配なので、料理やトイレで部屋を離れるときは下の子をベビーベッドに入れています。
上の子と赤ちゃんを同じ部屋に残すときの決めごとは、上の子が赤ちゃんを叩く・乗るのが怖いときにまとめました。
ベビーベッドの中でも、離れるときの3ステップのSTEP1・2「声をかけて、背中ごしに話し続ける」はそのまま使えます。
2人から同時に呼ばれたときは、「先に赤ちゃんのおむつね。そのあと一緒に遊ぼうね」と順番を口に出してから動いてみてください。順番が分かると、上の子も待ちやすくなります。
おんぶでしていい家事・しない家事

おんぶにすると両手が空くので後追い期には助かりますが、おんぶのままやっていい家事と、やめておきたい家事があります。
おんぶで進めやすいのは、洗濯物をたたむ・干す、部屋の片づけ、食器洗いあたりです。
⚠️ おんぶのままではしないこと
- 火にかけた鍋・揚げ物・電気ケトルのお湯など、熱いものを使う家事。前かがみになると背中の子の顔もコンロに近づき、湯気や跳ねた油が届いてしまいます
- 包丁を使う下ごしらえ。背中の子の手が届かないよう、降ろしてからにします
- 立ったままの背負い・降ろし。手がすべると高いところから落としてしまうので、床に敷いた布団やラグの上など、低いところでしてください
おんぶをいつから始めるかは、使う道具の説明書に書いてある月齢に合わせてください。抱っこ紐のおんぶ機能は、生後6か月ごろからと書かれているものが多いです。
おんぶ紐を選ぶ3つのポイント
抱っこ紐のおんぶ機能で十分な場合もあれば、おんぶ専用のほうが楽な場合もあります。
一人で背負える
お店で背負ってみて、後ろのバックルに手が届くか確かめておくと安心です。
高い位置で背負える
高く背負うほど視界が開けて、前かがみでも体が楽。家事には昔ながらのおんぶ紐が使いやすいです。
着けたまま座れる
腰ベルトが厚いと、床に座ったときにお腹に食い込むことも。家で使うなら薄いものや布製が動きやすいです。
立ってする家事が多いなら2つ目、床に座ってする家事が多いなら3つ目を重視すると選びやすくなります。
今日やらない家事を先に決める
工夫を増やすより、やることを減らすほうが楽になります。後追いのピークは長くて数か月。その数か月だけ、家の基準を下げてしまって大丈夫です。
この時期に減らしていい家事
- 洗濯物をたたむ(かごに入れたままでも困らない)
- 毎日の掃除機(週末にまとめる)
- 手作りの品数(1品でも十分ごはんになる)
- 食器を手で洗う(食洗機か、まとめ洗いにする)
食器洗いと買い物は、道具やサービスに任せやすい家事。食洗機は買うまでのハードルがありますが、後追い期にいちばん泣かれるのはシンクの前。そこに立つ回数が減るだけでも、泣かれる時間がぐっと減ります。
買い物も、ネットスーパーや食材宅配に切り替えると、子どもを連れて店まで行く時間そのものがなくなります。ほかにも削れる家事がないか、ワンオペ育児の家事時短のまとめから使えそうなものを拾ってみてください。
全部やろうとしなくて大丈夫です。今日は食器だけ、明日は洗濯だけ。それくらいで十分です。
1歳・2歳の後追いと家事

1歳を過ぎても後追いが続くのは、珍しいことではありません。歩けるようになると、ハイハイのころより速くついてくるので、かえって家事が進まないと感じる時期もあります。
この時期におすすめなのは、離れる練習より「一緒にできる家事」を増やすこと。野菜を洗うのを横で見てもらう、タオルをかごに入れてもらうなど、手伝いの形にすると、待つ時間が遊びに変わるんです。
一人で遊べる時間の伸ばし方は、一人遊びしない1歳2歳。ずっと後追いで疲れたママへで紹介しています。
よくある質問
後追いはいつから始まりますか?
生後7か月ごろから始まる子が多いです。ずりばいやハイハイで自分から近づけるようになる時期と重なるので、「急に家事ができなくなった」と感じやすくなります。早い子や、反対にあまり目立たない子もいて、どちらも心配はいりません。
家事ができないのはいつまで?
はっきり終わる日があるというより、少しずつ薄れていくもの。1歳を過ぎると一人で遊べる時間が延びはじめ、2歳前後で「ママがいなくても戻ってくる」と分かるようになると落ち着きます。同じ子でも、体調が悪いときや環境が変わったときには一時的に戻ります。
泣かせたままにしても平気ですか?
安全な場所にいるなら、数分泣くこと自体を心配しすぎなくて大丈夫です。ただ、泣き声を聞き続けるママの気持ちは、すり減っていきますよね。あいだに姿を見せたり、声をかけたり、少しだけ戻ったりすると、赤ちゃんもママも疲れにくくなります。
保育園に預けたら悪化しませんか?
預けはじめは一時的に強く出ることがありますが、しばらくすると「必ず迎えに来る」が分かって落ち着いていくもの。園でしっかり遊べているなら、あまり心配しなくてよいことが多いです。
まとめ
後追いは、赤ちゃんがママを覚えて、探せるようになった証拠です。始まるのは生後7か月ごろ、ピークは9〜11か月ごろ。ピークの数か月は、家事を上手にこなす方法を探すより、今日やらない家事を決めてしまうほうが楽になります。
台所やトイレは、閉め出さずに姿が見えるようにする。離れるときは声をかけて、泣く前に戻る。おんぶで進めるのは洗い物や洗濯までにして、コンロやケトルを使う作業は降ろしてから。
上の子もいる日は、下の子の居場所をベビーベッドに決めておく。この4つを決めておくだけで、毎日がずいぶん回しやすくなります。
シンクに食器が残ったまま夕方になっても、気にしなくて大丈夫です。ピークを過ぎれば、うしろの泣き声は少しずつ減っていきます。
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