- 麦茶を嫌がる子に多い3つの理由
- 今日から試せる飲ませ方の工夫
- 麦茶以外で水分を補う方法
- 見逃したくない体調不良のサイン
麦茶を嫌がっても、水分不足とは限りません
麦茶を飲まないからといって、すぐに脱水を心配する必要はありません。麦茶は数ある水分補給の方法のひとつで、ほかの飲みものや食べもので補うこともできるからです。
麦茶のコップを見ただけで「いらない」と押し返す時期がある子もいます。無理に飲ませようとするほど機嫌が悪くなりやすいので、焦らなくて大丈夫です。まずは、飲まない理由を落ち着いて見てみることから始めてみてください。
なぜ麦茶を嫌がるのか、考えられる理由
理由が分かると、対策も選びやすくなります。年齢によって多い理由が変わるので、お子さんの年齢に近いものから見てみてください。
1つ目、味や温度が好みと合わない
麦茶の香ばしさや後味が苦手な子は、年齢に関係なく少なくありません。同じ麦茶でも、メーカーによって煮出しの濃さや香りが違います。冷たすぎる、あるいはぬるいなど、温度の好みが合っていないだけのこともあります。
2つ目、コップやストローの扱いに慣れていない
1歳前後でコップやストローマグに切り替えたばかりの時期に多い理由です。コップはどのくらい傾ければいいのかがまだ分からず、こぼしてしまいがちです。
ストローマグも、吸う力が弱いうちはお茶がうまく出てきません。思うように飲めないのが嫌で、飲むこと自体をいやがるようになる子もいます。
飲み口の形や吸いやすさは商品によって違うので、今のものが合わないときは別のストローマグを試してみるのも1つの方法です。
3つ目、遊びに夢中でタイミングが合わない
2〜3歳のイヤイヤ期に多い理由です。遊びを中断されること自体を嫌がっている場合があります。麦茶が嫌いというより、今は遊びを続けたい気持ちが強いだけのことも多いです。
当てはまるものはありますか?
- 麦茶はいつも同じ濃さ・同じ冷たさで出している
- コップだとこぼしがち、ストローマグだとお茶が出てこない
- 遊んでいる途中で「お茶飲もう」と声をかけることが多い
今日からできる、飲ませ方の工夫
原因を絞ったら、次はやり方を少しだけ変えてみます。
誘い方を少しずつ変えてみる
麦茶をこちらのタイミングで持っていくのではなく、遊びが一区切りついたところで声をかけると、飲んでくれやすくなります。声をかけるときは、次の3つも試してみてください。
コップに慣れていないことが原因のときは、コップ飲みの練習方法も参考にしてみてください。少しずつ練習することで、飲むこと自体への抵抗感が減っていきます。
麦茶以外で水分を補う方法
麦茶にこだわらなくても、水分は補えます。全部やらなくて大丈夫なので、家庭で試しやすいものから選んでみてください。
- 水や湯冷まし(クセがなく、麦茶が苦手な子でも飲みやすい)
- 野菜や果物(きゅうり、すいか、トマトなど水分の多い食材。きゅうりは薄切りにするか、やわらかくゆでます。ミニトマトは4等分してから出すと、のどに詰まりにくくなります)
- 具だくさんのスープやみそ汁(食事の中で自然に水分をとれる)
- 手作りの寒天やゼリー(つるんとした食感で口当たりが軽い)
暑い時期は、凍らせた果物を少し置いて半解凍にし、指でつぶせるくらいのやわらかさになってから出すのもおすすめです。
固く凍ったままの小さなかけらはのどに滑り込むことがあるので、座って食べるときにそばで見ていてください。冷たさが心地よく、遊び感覚で水分をとってくれることがあります。
見逃したくない体調不良のサイン
工夫を試しても、体調によっては水分が思うようにとれないことがあります。次のサインが見られたら、家庭での対応にこだわらず、その日のうちに小児科を受診してください。
半日以上おしっこが出ていない、唇が乾いてひび割れている、ぐったりして反応が鈍いといった様子があるときは、脱水が進んでいる可能性があります。
暑い時期の水分不足が心配なときは、熱中症のサインと対処法もあわせて確認しておくと安心です。
受診の目安はどう判断すればいい?
機嫌がよく、遊びも普段どおりであれば、水分量が少なめでもそれほど心配はいりません。反対に、上のようなサインがあるときは、その日のうちに受診してください。
外出先や保育園でも困らない工夫
家では工夫できても、外出先や保育園では難しい場面もあります。お気に入りのコップを持ち歩けない環境では、飲みものそのものを変えるより、スプーンで食べるカップのゼリーや水分の多いおやつを持たせておくと安心です。
吸い込んで食べる小さなゼリーやこんにゃく入りのものは、のどに詰まりやすいので避けておきます。
保育園に預けているときは、家での飲み方の様子を先生と共有しておくのもひとつの方法です。少量ずつなら飲めることが分かっていれば、無理に飲ませようとせず様子を見てもらいやすくなります。
まとめ
麦茶を嫌がるのは、味や温度、タイミングなど理由があってのことがほとんどです。無理に飲ませようとせず、濃さや容器を変えたり、水分の多い食材で補ったりしながら、その子に合う方法を探してみてください。
半日以上おしっこが出ない、ぐったりしているといったサインがあるときだけは、早めの受診を優先してください。それ以外は、今日飲めなくても大丈夫です。
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