この記事でわかること
- 下の子の夜泣きで上の子まで起きてしまう理由
- 同じ部屋のままできる工夫
- 今の様子に合わせて、何から試すか
- しばらく部屋を分けるかどうかの目安
上の子が起きるのは、よくあること
下の子の夜泣きや夜間授乳で上の子まで起きてしまうのは、珍しいことではありません。同じ部屋で寝ていると、物音や明かり、布団が動く感じはどうしても伝わります。上の子の眠りがとくに浅いわけではありません。
具体的に何をすればいいかは、同じ部屋のまま試せる3つの工夫で順に説明します。
上の子が夜に起きやすいのは、下の子が生まれて、甘えたい気持ちが強くなっているからかもしれません。昼間もべったりくっついてくることが増えたなら、赤ちゃん返りへの向き合い方も読んでみてください。
なぜ上の子まで起きてしまうのか
原因は主に3つあります。
上の子が起きる主な理由
- 下の子の泣き声そのもの
- 授乳やおむつ替えのときの、布団の揺れや明かり
- ちょうど上の子の眠りが浅いときに泣き声が重なる
子どもは大人より浅い眠りが多くて、少しの物音でも目が覚めやすいのだとか。眠りが浅いときに下の子が泣くと、そのまま起きてしまうんです。泣き声も布団の揺れも、近くで寝ているほど伝わってしまうもの。まずは布団の位置から変えてみてください。
(参考:神戸市「夜泣き」(子育て支援資料))
同じ部屋のまま試せる3つの工夫
部屋を分けなくても、布団の位置、授乳する場所、夜中の明かりを変えるだけで、上の子が起きる回数はかなり変わります。
上の子の布団のすぐ横で授乳すると、下の子を抱き上げるときの揺れだけで上の子が寝返りを打って、そのまま起きてしまうことがあります。
2人目でベビーベッドを用意したいきさつは、2人目にベビーベッドはいらない?上の子3歳の家で急に必要になった理由に書いています。

⚠️ ソファや椅子で授乳するとき
- 抱っこしたまま寝てしまわないように気をつける
- うとうとしてきたら、先に下の子を寝かせてからママも横になる
寝かしつけのときに「赤ちゃんが夜中に泣いても大丈夫だよ、ママがそばにいるからね」と一言かけておくのもおすすめ。夜中に泣き声で目が覚めても、上の子が不安になりにくくなります。
泣き声を目立たなくしたいなら、ホワイトノイズマシンという小さなスピーカーもおすすめ。ザーッという音を朝まで流しておくと泣き声が急に大きく聞こえにくくなり、上の子も目を覚ましにくくなります。音量は小さめにして、赤ちゃんの枕元からは離して置いてください。
今の様子で選ぶなら
全部を一度にやらなくて大丈夫です。今の様子に近いものから試してみてください。
| 今の様子 | まず試したいこと |
|---|---|
| 上の子は起きても、わりとすぐまた寝る | まずは布団を離すだけで様子を見てOK |
| 上の子が毎回ぱっちり起きてしまう | 授乳とおむつ替えは、上の子の布団から離れた場所で |
| 上の子が昼間も機嫌が悪く、寝不足っぽい | 数日だけでも部屋を分けて、上の子をしっかり寝かせる |
| パパが夜に見てくれる日がある | パパと上の子は別の部屋、ママは下の子と寝て授乳 |
寝不足が続くなら、寝室を分ける
はっきりした決まりはありませんが、上の子の寝不足が3日ほど続くようなら、しばらく寝室を分けてもいいと思います。ずっと分ける必要はありません。上の子がまたぐっすり眠れるようになるまで、と考えておけば大丈夫です。
寝不足かどうかは、1日に何時間眠れているかで見てみてください。
| 年齢 | 1日の睡眠の目安(昼寝を含む) |
|---|---|
| 1〜2歳 | 11〜14時間 |
| 3〜5歳 | 10〜13時間 |
目安より短い日が続いて、昼間にあくびが多かったり機嫌が悪かったりするなら、眠りが足りていないのかもしれません。
(参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」こども版(米国睡眠医学会の推奨を引用))
別の部屋で寝られるかどうかは、年齢よりも上の子の様子で決まります。一人で寝つけて、夜中に目を覚ましても不安がらない子なら、2〜3歳ごろでも別の部屋で寝られます。
寝室を分ける目安
寝不足が
3日
一人で寝つけるなら
2〜3歳ごろから
パパが夜にいる日なら、パパと上の子が別の部屋、ママと下の子が今までの部屋、というのがやりやすいです。パパが夜いない日は、上の子が一人で寝ることになります。寝つけるか、夜中に起きても不安がらないかを見て決めてください。
寝る前はいつもどおり一緒に絵本を読んでから別の部屋へ行くと、上の子も「一人にされた」と感じにくくなります。
⚠️ 部屋を分ける日の、下の子の寝床
- 下の子の寝床は今までと同じにしておく(ベビーベッドやベビー布団など、いつもの寝床)
- 大人用のベッドやソファには寝かせない
- 布団を壁ぎわに寄せるときは、壁とのあいだに隙間ができないようにする
上の子がまだベビー布団で寝ているなら、部屋を分けるのをきっかけにジュニア布団セットに替えるのもおすすめです。上の子用の布団が1組あると、部屋を移る日に大人の布団を動かさずにすみますし、部屋を戻したあとも上の子の布団として長く使えます。
それでも寝不足がつらいときに
いろいろ試しても、赤ちゃんの夜泣きそのものがなくなるわけではありません。無理をしすぎないでください。
上の子まで起きてしまった夜は、2人同時に寝かしつけようとしないでください。先に下の子を落ち着かせてから上の子の背中をさする、という順番にすると、少し気持ちが楽になります。
上の子がすっかり目を覚ましてしまったら、無理に寝かせなくてかまいません。隣で一緒に横になっているだけでいいんです。朝までにもう一度眠れれば、それでじゅうぶんです。
赤ちゃんの夜泣きの原因や月齢別の目安は、夜泣き対策の完全ガイドにまとめています。下の子の夜泣きが続いて悩んだときは、そちらも読んでみてください。
よくある質問
布団を離しても起きてしまう。意味はある?
意味はあります。まったく起きなくなるわけではありませんが、布団の揺れや泣き声が直接届きにくくなるので、起きてもまたすぐ眠れることが増えます。あまり変わらないなら、授乳する場所や夜中の明かりも見直してみてください。
きょうだいを分けて寝かせるのは何歳からできますか?
決め手は年齢より、一人で寝つけるかどうかです。ママが部屋を出ると必ず追いかけてくる、暗い部屋を怖がる、という様子があるうちは、まだ早いかもしれません。
上の子が夜泣きに怒る。どう伝えればいい?
「赤ちゃんは泣くことでしかお話しできないんだよ」と伝えると、上の子もわかってくれやすいです。叱らずに、「眠いのに起きちゃって嫌だったね」と、上の子の気持ちも言葉にしてあげてください。
上の子がまったく起きないのは大丈夫?
心配いりません。深く眠っているときに泣いても、そのまま朝まで寝ていることはよくあります。起きずにいてくれるなら、それがいちばん。朝になってから「赤ちゃん泣いてたよ」とわざわざ伝える必要もありません。
まとめ
下の子の夜泣きで上の子まで起きてしまうのは、同じ部屋で寝ていればよくあることです。布団を離して、授乳は上の子から離れたところで、明かりは足元だけにしてみてください。
これだけでも、上の子が起きる回数は変わってきます。3つをやっても寝不足が続くようなら、しばらく部屋を分けてかまいません。全部を完璧にやらなくて大丈夫。今夜試せそうなことを1つ選んでみてください。
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