この記事でわかること
- 自分の食事だけが後回しになる理由
- 座って食べる5分の作り方
- 立ち食いを続けたときに起きること
- 作る手間そのものを減らす選択肢
- 座れない日に片手で食べられるもの
先に決めるのは「何を作るか」ではなく「いつ食べるか」
自分のごはんを取り戻すのに必要なのは、時短レシピではありません。何時に自分が食べるかを、子どもの食事と同じくらいはっきり決めることです。
ワンオペで自分の食事が消えるのは、段取りが下手だからではありません。子どもの食事の時間は毎日決まっているのに、自分の食事だけは時間が決まっていないからです。空いたときに食べようとすると、その時間はたいてい別の用事で埋まってしまいます。
自分のごはんだけが後回しになる3つの理由
心当たりのあるものが1つでもあれば、原因はそこにあります。順番に見ていきます。
1つ目は、子どもが食べ終わるまで自分は始められないと思っていることです。食べさせながら自分も食べるのは行儀が悪い気がして、つい待ってしまいます。けれど3歳の食事は30分から1時間かかることも珍しくありません。待っているあいだに、自分の分は冷めていきます。
2つ目は、座った瞬間に呼ばれることです。上の子の「見て」と下の子の泣き声は、なぜか腰を下ろした3秒後に来ます。2回続くと、もう座る気がなくなります。
3つ目は、「あとで食べよう」の「あとで」が来ないことです。子どもが昼寝をしたら、そのタイミングで洗い物と洗濯に手が伸びます。家事は目に見えて減るのに、自分の空腹は目に見えません。だから、いつも順番が最後になります。
当てはまるものはありますか?
- 今日の昼に何を食べたか思い出せない
- 立ったまま5分以内で済ませている
- 子どもの食べ残しが自分の食事になっている
- 夕方に頭が痛くなったり、手に力が入らなかったりする
座って食べる5分を作る3ステップ
順番を変えるだけなので、次の食事からすぐ試してみてください。全体の流れはこの3ステップです。
STEP2で自分の分を半分まで進めておくと、STEP3で中断しても残りは半分です。
立ったまま・抱っこしたままの日に気をつけたいこと
立ち食いも抱っこしながらの食事も、多くのママが通る道です。立ち食いをゼロにする必要はありません。1日3食すべてが立ち食いだと、噛む回数が減って胃がもたれやすくなります。この3ステップで1食だけ座れれば、それで十分です。
ただ、熱いものを持ったままだと危ないので、そこだけ変えます。抱っこしたまま汁物やコーヒーを口に運ぶと、子どもが急に手を伸ばしたときに中身がかかることも。赤ちゃんの皮膚は薄く、大人なら平気な温度でもやけどになります。
抱っこしながら食べるなら、常温のおにぎりやパン、ふたのある容器に入った飲み物だけにしてください。熱いものは、子どもをベビーチェアやマットに下ろしてから、手の届かない位置に置いて飲みます。
熱い飲み物をテーブルの手前に置くと、子どもが手を伸ばして引っぱり、倒してしまうことがあります。マグは奥に置くか、ふた付きのものに替えておくと、倒れても中身が出にくくなります。
作る負担そのものを減らす
食べる時間を作っても、その前の「作る」でつまずくなら、作る量を減らすほうが早いです。今の自分に近いものを選んでみてください。
| いまの状態 | 向いている方法 |
|---|---|
| 買い物に出るのがしんどい | 食材宅配・ネットスーパー |
| 買い物はできるが調理の時間がない | ミールキット・カット済み野菜 |
| 火を使う余裕もない | 冷凍弁当・レトルト |
| 食べる時間もまとめて取れない | 片手で食べられる常備食 |
作り置きにする場合は、保存の条件だけ決めておきます。粗熱を取ってから小分けにして、冷蔵なら2日、冷凍なら2〜3週間が目安です。
常温に長く置くと傷みやすいので、粗熱が取れたらすぐ冷蔵庫か冷凍庫に入れてください。保存容器に日付を書いておくと、いつのものか迷わずに済みます。
宅配とネットスーパーでは、送料も受け取り方も違うもの。その違いは食材宅配と生協の比べ方にまとめてあります。
座れない日のために用意しておくもの
座れる日ばかりではありません。座れない日のために、2つだけ用意しておきます。
1つ目はスープジャーです。朝、みそ汁やスープを熱いうちに入れておくと、昼にはちょうど食べやすい温度になっています。子どもの食事を作るついでに1人分よそっておくだけなので、朝の手間もほとんど増えません。
中身は昼になってもまだ熱いので、抱っこしたまま口をつけるのは避けてください。子どもが急に手を伸ばすと、中身が顔や首にかかってしまいます。子どもを下ろせたタイミングで食べるようにして、その日どうしても下ろせないときは、常温のおにぎりやパンに替えると安心です。
ふたを開けた直後は湯気が出るので、子どもの顔から離して開けてください。具を小さめに切っておくと、スプーンを使わずに飲むように食べられるので、下ろせた数分でも食べきりやすくなります。
選ぶときは、容量300ml前後のものが女性の片手でも扱いやすく、口が広いものだと洗うのが楽になります。
2つ目は、個包装のバランス栄養食です。授乳中は、授乳していないときより1日あたり350kcalほど多く必要とされています。食事が1回抜けた日に、そのまま何も足さずに過ごすと、夕方に響くんです。
キッチンの引き出しと、おむつバッグに1つずつ入れておくと、抱っこしたままでも片手で開けられます。バランス栄養食は食事の代わりではなく、食事と食事のあいだを埋めるためのものなので、常備するのは3日分くらいで十分です。
よくある質問
ワンオペで昼ごはんを食べる時間がないときは?
まずは、子どもの昼ごはんを出すときに、自分の皿も一緒に出すことから始めます。新しく時間を作るより、子どもが座っている時間に合わせるほうが続けやすいです。全部食べきれなくても、食べ始めの3分だけでも口に入れておくと、夕方の疲れ方が変わってきます。
子どもが食べ終わるまで待ったほうがいいですか?
待たなくて大丈夫です。一緒に食べているほうが、子どもは食事を楽しい時間だと感じやすくなります。目の前で大人が食べていると、まねをして口に運ぶ回数が増える子もいます。
食欲がなくて食べたくない日はどうすればいいですか?
食べる気になれない日は、まず飲めるものだけにします。牛乳、豆乳、具だくさんのスープなら、口に入れる負担が少なくて済みます。飲み物も入らない日が3日以上続くときや、体重が急に減るときは、産婦人科か内科で相談してみてください。
夜、子どもが寝てから食べるのはだめですか?
だめではありません。ただ、それが毎日その日の最初の食事になっていると体がもちません。夜に落ち着いて食べたい日は、日中に1回だけ何かを口に入れておくと、夜のドカ食いになりにくくなります。
まとめ
自分のごはんが食べられないのは、要領が悪いからではありません。1日の中で、自分が食べる時間だけが決まっていないからです。
やることは3つです。子どもの皿と一緒に自分の皿も出すこと。食べ始めの3分を自分にあてること。呼ばれたらそこで終わりにすること。半分でも食べていれば、夕方の疲れ方は変わってきます。
座れない日のために、スープジャーか個包装の栄養食をどちらか1つ置いておくと、短い時間でも口に入れられます。抱っこのまま食べるなら、熱くない個包装のほうを選んでください。
両方買わなくて大丈夫です。買い足すのはそのあとでよくて、まずは次の食事のときに、自分の皿もテーブルに出すところから始めてみてください。
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